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BloodTeaHOUSE
これは変
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ゆいちゃんは?」
「あたし?小学3年生の時だよ」
「はやっ!」
びっくりして大っきな声が出た。
「かすみちゃん、しーっ!」
「ご、ごめん…」
声をひそめてあやまった。ナイショの相談なのに見つかったらダメだよね。
「その、ゆいちゃんの、はつこい、どうなったの?」
「その人、引っ越してどこかに行っちゃった」
「引越し先とかは?」
「わかんない。…あたしさ、バレエ習ってるでしょ?」
「うん。発表会見にいったよね」
「そのバレエ教室の人だったんだけど、いつも合うわけじゃなかったの」
「教室に行ってもいたりいなかったりしてたってこと?」
「うん。だから、一週間くらい引っ越したの知らなくって…あきらめるしかないって感じ」
「その人のこと好きって思ったのはどして?」
「えっとね最初は年上でバレエ上手だなぁーって思って、よく教えてもらってりしてたの」
「うんうん」
「しばらくはやさしーお兄さんって思ってたんだけどね」
「うん」
「あるときにバレエで支えてもらいながら体倒すポーズをやってもらったの」
「あ、背中が痛そうなやつだね」
「そそ。それで、体倒したあと起き上がるんだけど、その時ふって目が合ったの」
「え?それまで目が合ったことなかったの?」
「それまでも目が合ったことは何回もあったんだけど、そのときだけ急にドキってしたの」
「へーそれまではなんともなかったのに?」
「うん。やさしーお兄さんって感じでいつもニコニコしてたんだけど、
 あのときはすごく真剣な顔してたからかなぁ…」
「ドキってしてからは?」
「ドキってしてから、きゅうに練習みてもらうのキンチョーするようになって、
 気軽に話しかけられなくなっちゃって、なんかいつも見てるだけになっちゃった…」
「じゃあさ、ドキってしないほうが楽しかったんじゃないの?」
「そんなことないよ!楽しかったもん。
 仲良くとかはできなくなっちゃったけど、その分カッコいいとこ、いっぱい見つけたし」
「うーん……ゆいちゃんが言うみたいなのが好きってことなの?」
「それは…わかんない。あたしと違ってどんどん仲良くなろうとする人もいるし…」
「そうなの?」
「あいちゃんとかそーみたいだよ。あいちゃんは元から男子と仲いいからかもだけど」
「へー、そうなんだー」
「で、で?」
「え、なに?」
「だからぁ〜!かすみちゃんはどーなの?」
そうきかれて、また顔がかぁーって熱くなる。
「よ、よく…わ、かんない…けど…
 …楽しい、のに、ときどき……胸の…このへんが、きゅって、な…る人…は、いる…」
どきどきして、しどろもどろに答えると、
「それが好きなんじゃないの?」
「えっと…その人、は。いっしょ、に、いたら、う、うれし、いし。す、好き。だけど……
 ゆゆ
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