暁 〜小説投稿サイト〜
BloodTeaHOUSE
んごーのいない日
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か羨ましいなー。
デートってことは恋人同士?夫婦でもデートってするの?
私もいつか恋人とかできたら………うーん。想像できないや。
やっぱり2人は飛白たちと親しいらしく、カウンターのわたしの隣の席にすわった。

「お誕生日おめでとう、ダミアン様っ」
「おめでとう、ダミアン」
「おめとう、なのかな?ダミアンくん」
「おめでとう。ダミアン、様?」

 耳美とダミアン様はニンジンジュース、私は梅のソーダで乾杯をする。

「まあ、この歳になると、美耳に祝われる意外は、どうでもよくなってくるってのは、そうやけど」

大人になるとそうなるのかな?
まあ、去年までは私誕生日嫌いだったし、普通の感覚ってよくわかんないかも。
でも、今年はスペシャルにいい誕生日だったと思う。
あ、でもこのお店にくるってことは見た目と違う年齢なのかもしれないよね?

「ダミアン様っていくつになったの?」

なんとなく興味が沸いて聞いてみた。

「人間で言うと24くらいやな」

なんともアバウトな答えだ。一応寿命があって年を取って死ぬってことなのかな?
不老不死じゃなくて、長寿で丈夫ってこと?

「美耳はもしかして3月3日が誕生日?」

なんとなく名前から想像してみた。ミミミ…333、3月3日。

「そう!ぴったりでしょ?」

誕生日を当てたら、ふわふわの髪の毛を揺らしてうれしそうに笑う顔は、
裏子とくらべて少し大人っぽいはずなのに、なぜかお姉さんに見えない。どうしてだろう?

「そういえば飛白たちの誕生日っていつ?」
「ん?アタシは1月9日。わかんないから自分で決めちゃった」
「僕は2月13日。オーナー3月24日はだったずだよ」
「全員冬生まれなんだね。えっと、裏子が山羊座で飛白が水瓶座、んごーは牡羊座だね」

しかも飛白はバレンタインデー前日かぁ。できればお祝いは別にした……
なっ、何考えてるんだよ!! 私!

「そういうお前はいつなんだ?」

頭をぷるぷる振ってたらそう聞かれて、ちょっとためらってから

「…えっと、このお店に初めて来た日。5月10日だよ」
「えぇ〜〜〜〜〜っ!言ってくれればお祝いしたのに!」
「え、でもあの日は、そんな雰囲気じゃなかったし……
それに、このお店のこられた事が1番のプレゼントだったんだから、いいの!」

そう、今こんな楽しい時間を過ごせるのも、誕生日に届いた
このコウモリのペンダントのおかげだから、今年の誕生日はホントにスペシャルだった。

「なら、来年は盛大に祝ってあげよう」
「そうだな!」

腕にぐっと力こぶを作る真似をして裏子は笑いかけてくれた。

「ねえ、美耳。さっき夫婦って飛白が言ってたけど、恋人じゃないの?」

となりでニン
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