13.頼むだけなら誰でも出来る
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ベルの頭をわしゃわしゃ撫でるリングアベルはいたずらっぽく笑った。決して子ども扱いしているのではなく、まるで友達をからかってるような手つきで、むかっ腹は立つが不快な感覚はしなかった。
まるで兄弟げんかみたいだ。ふと、そう思った。
「まぁいいだろう!女性とのディナーや逢瀬の約束がある時は流石に余り付き合えないが、今日の予定は空けてある」
「むぅー!そうならそうと最初に言ってくださいよ!髪の毛がぐしゃぐしゃになっちゃったじゃないですかー!!」
「なかなかイカした髪型だぞ?ワイルドで強そうだ!」
「適当な事言ってるでしょ!?もう〜……こうなったら絶対先輩に勝ってやる!!」
二人のの微笑ましい会話が、帰り道に響き渡った。
………なお、その日の訓練ではリングアベルの圧倒的勝利だったことをここに追記する。
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