39話
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」
「いいえ」
「じゃっじゃあ、あの私……弱すぎましたか」
「いえ、趣味と遊びの範囲でしたら「待て、アインハルト」何ですか?」
ユウが最後の言葉を途中で遮った。
「今のスパーリングでヴィヴィオの実力がわかった気になってるならそれは間違いだ」
「…………」
更にノーヴェが動く。
「悪いアインハルト今回はあたしのミスだ。そうだな…来週辺りにもう一度、今度はちゃんとした練習試合をしてくれないか?ヴィヴィオの実力を決めるのもそれからでも遅くないだろ?」
「…………」
「頼む!」
「わかりました。時間と場所はお任せします」
「ヴィヴィオもいいか?」
「うん!」
こうしてヴィヴィオとアインハルトの初めての手合わせは幕を閉じる。
帰り道、暗くなってきたのでユウはヴィヴィオを送って帰ることした。
「ねぇユウ。あの人にとって私のストライクアーツは遊びなのかなぁ?」
「アインハルトが遊びと思っているかはしらんが、本当に遊びかどうかはお前が決めることだ」
「わたしが…決めること…」
「アインハルトの評価が気に入らないなら練習試合のときにお前の全身全霊でぶつかって認めさせてやれ。お前のストライクアーツは遊びなんかじゃないってな」
「…うん!そうする!」
ヴィヴィオは無事に元気を取り戻したようだ。
「やっぱり友達になるためには全力全開で戦うのが一番だよね!なのはママもフェイトママと友達になるために全力全開で戦ったって言ってたし、「なぁヴィヴィオ」わたしにだってできるはずだよ。なのはママの娘だもん「お〜いヴィヴィオさ〜ん」そのためには今のままじゃだめ「聞こえてますか〜」特訓しよう!一週間もあるんだから絶対できる」
「聞こえてないな。ほっとこう」
一人でどんどん熱くなっていくヴィヴィオは気にしないことに決めたユウ。幸いヴィヴィオの足は止まってないので横を並走して歩けば置いていくことにはならない。
「よし、帰ったら特訓しよう。だからユウも手伝って!」
家に向かって走り出すヴィヴィオ。
「いや、疲れてるって言って…聞いてないよ。待てヴィヴィオ!」
ユウも呆れながらヴィヴィオを追っていった。
ヴィヴィオの特訓に(嫌々)つきあわされて数日、練習試合の日の前日となった。
本日、ユウはヴィクターに誘われてジークとともに彼女の家を訪れていた。
「お誘い感謝するよヴィクター。最近の家にいても全然休まらない」
悲しいことに人の家にいるほうが体が休まるユウであった。
「ふふ、いいのよ。私もジークも貴方の話を聞いていると楽しいのだから」
「それで今度はどうな厄介ごとなん?」
疲れているのは厄介ごとに巻き込まれたからだと言うことを二人は確信し
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