第五十四話
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シュ!」
『バリアバースト』
ドゴンっ!
バリアに込めた魔力を炸裂させて爆風と共に視界を遮る。さらにっ!
「な?バインド?だが、こんな物!」
直ぐに私のバインドを力任せに破棄しようとするが…
「くっ次から次へと!」
破られた端から新しいバインドを展開する。
「こうなったら根競べか!」
「いいえ、終わりです」
「はっ!お前もバインドで手一杯じゃんかよ」
「それはどうでしょう?」
意味深に言い終えると私は視線を私に向ける。
その視線を追った戦闘機人の彼女は驚愕の表情だ。
「な?」
目の前に居たはずの私が魔法のチャージを終えて今にも撃ちだそうとしているのだから。
そう、私は敵の目をくらませた一瞬で影分身を使っていた。
影分身。この術はグリードアイランドに居たときに教えてもらったとっておき。
「シルエットじゃ…無い!?」
『サンダーレイジ』
「サンダーーーーーーーレーーーーイジっ!」
バリバリバリっ
頭上から襲い掛かる電気変換した私の魔力砲。
バインドを使っていたのは影分身の私でその間に本体の私は距離を取って必殺の一撃を狙ったのだ。
「きゃーーーーーっ…」
私の魔法に包まれる戦闘機人の彼女。
「はぁ、はぁ…はぁ…」
油断無くバルディッシュを構え敵が完全に沈黙したかを遠目に確かめる。
どうやら完全に失神したようだ。
勝った!
影分身がバインドをしたまま浮遊魔法を行使して地面へと敵を下ろすと、本体の私もバインドを行使した後影分身を解く。
さて、なのは達はと視線を移すとまさに今なのはが戦闘機人二人を無力化した所だった。
後はティアナさんとスバルさんか。
大丈夫かな。
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