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Angel Beats! the after story
乙女のトップシークレット
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だよ」

すぐに立ち上がろうとする遊佐を止めようとしたが、首を横に降られ拒否される。

「ずっと見てました。転生してもあなたは変わらないんですね。誰かのためなら、平気で身を犠牲して助ける。仲間としてならここは注意すべきなのでしょうけど、私はそれに救われてしまいました。だから、ありがとうございます」

頭を下げる遊佐。
とても長く感じた観覧車も終着点まで残り僅かになってしまった。

「遊佐……クロ遊佐はどうなったんだ!……やっぱり消えたのか?なぁ、クロ遊佐は!?」

遊佐は肯定も否定もしなかった。

「最後の最後に彼女に言われました。もしも、まだウジウジしてるようだったら……その……」

少し躊躇っているように見えるが、意を決したようにこちらに向き直る。

「悲しい顔を私のハサミでチョキチョキしちゃうぞ!☆と伝えて欲しい……と」

俺の知っている遊佐に戻っているからこそ、全力の遊佐のモノマネにただ、唖然とするしかなかった。

「あ、あの。何か反応はないのですか?わ、私だって恥ずかしいですから……」

「わ、悪い!ま、まぁあいつらしい言葉だな。うん」

「話しを戻します。消えたかどうかは私にも分かりません。彼女は彼女、私は私なので干渉をお互いしないので、返事はできません」

「そうか」

どちらにしても、俺は彼女との約束を守らないといけない。目の前にいるもう一人の彼女を支える。俺一人じゃ無理でも、戦線のみんなとなら可能になるはずだからな。

「そう言えば忘れてました。私と彼女は同じ気持ちを抱いてました」

無表情の遊佐ばかりを見ていたせいなのか、優しい笑みを浮かべながら……。

「私たちはあなたのことが────です」

その笑みには二人の遊佐がはっきりと写って見えた。だが、肝心なところは終着点に着いたゴンドラの音でかき消されてしまった。

「さっ、降りましょう」

「お、おい。もう一度言ってくれないか?」

気になってしょうがない。モヤモヤしているのは好きじゃないし。


「ダメです」

「どうしてだよ?」



「乙女のトップシークレットですから」




悪い笑顔で人差し指を唇に当て、片目を閉じる仕草をした遊佐の仕草を二度と忘れないだろう。それほど、魅力的なものだった。








「ああ!!しまった!!」

「騒がしいですね。一体どうしたんですか?」

観覧車を後にした俺と遊佐は二人で遊園地の出口に向かってる途中、重要なことに気がついた。

「ゆりたちに遊佐を見つけたことを伝えるの忘れてた」

「はぁ〜……ゆりっペさん怒っ
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