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Angel Beats! the after story
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良い仲間を持てたことに感謝しつつ、これまでの経緯を二人に説明する。
「そんなことがあったのね。にしても、厄介ね」
「それよりもゆりっぺ。まずはそのクロ遊佐?を探した方が先決じゃないか?」
珍しく賢い野田は不気味を通り越して恐怖である。
「ああ!俺も野田と同じ意見だ。頼む二人とも、一緒に探すの手伝ってくれないか?」
「ったりまえよ!オペレーターのいない戦線なんて福神漬けが入ってないカレーと同じよ!」
「任せておけ。どうでもいいがゆりっぺ、シロップのかかっていないカキ氷の方がいいんじゃないか?」
「本当にどうでもいいわね!!」
野田の頬にゆりの平手打ちが飛ぶ。頬には紅葉のような手形がびっしりとついている。
「私たちはこっちを探すから、音無くんは反対側をお願い!」
「ああ!」
見つけたらケータイで連絡する約束をしてから、脚に力を込め走り出す。
ジェットコースターにコーヒーカップと回ったアトラクション付近を探すがやっぱりいない。
「はぁはぁ……あと探してないところは………あそこか」
遊園地の花形ともいえるアトラクション。……観覧車。
なぜ最初から探さなかったのかと後悔するほど、すんなり見つかった。乗ろうとせず、ゆっくりと回転する観覧車をただただ見つめているだけだった。
「おい、探したぞ」
声をかけると肩をビクつかせ、こっちを振り向いたがそのままダッシュで逃げる。
「だから逃げるな!!」
クロ遊佐は列の順番を無視し、そのままゴンドラの一つに乗る。順番待ちをしている人たちに申し訳ないと思いつつ、クロ遊佐の乗ったゴンドラに強引に飛び乗る。
「もういいって言いましたよね?」
冷たく突き放すような口調でクロ遊佐はそう言う。まだ、会話ができるほど体力が回復していないのだが、痩せ我慢をする。
「言ったな。でも、俺はまだよくない。お前の着飾ってない気持ちを聞いてないしな。言ったよな?違う方法を見つけようってさ」
溜め込んだものを抑えるようにに全身を震わせている。
「しつこい!私はもう十分だから!満足してるの!!」
クロ遊佐は俯きながら、そう言い放つ。
「だから……だから……お願いだから…これ以上構わないでよ……」
「それはできない。十分満足してるやつは、そんな顔をしない」
涙が溢れ、唇を噛みながら何かを堪えているクロ遊佐がそこにいる。そんな彼女の言う事を聞くほど俺は物分りがよくない。
「苦しいんだろ?切ないんだろ?すべてを吐き出したいんだろ?なら、そうしろよ!!いつまでも偽ってたら後悔しか残らないだろ!!」
「やめてよ……」
「なぁ、記憶が戻る前にお前に言っただろ?妹の親友は俺の義妹だ
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