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Angel Beats! the after story
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かでなったりするんだけど、私にはそのトラウマとなるものを克服してるから自身を守る人格は必要なくなる。
それに、今の私の脳は私の人格を本物として認識してるから、仮に今の状況で入れ替わったら脳は拒否反応を起こして機能を停止することになるの」
突然の事実の告白に驚きを隠せず、内容の整理もできていない。
「すまん。頭がこんがらがってる。もうちょっと簡単にしてくれないか?」
「もう、しょうがないなぁ〜。例えると、そうだなぁ……。テレビゲームのソフトを起動した状態でソフトを抜いて違うソフトを入れたらどうなる?」
「画面がフリーズして止まるな。もちろん後から入れたソフトも起動しない」
「つまり、そういうことだよ。それと同じことが私の脳に起こるの」
クロ遊佐の例えで、今置かれている状況を理解できた。
「なら、リセットを……なるほどな」
リセット……それを人間に置き換えると『死』ってことか。
「死後の世界での成仏は私にとって、リセットを意味してたってことかな。襲われた時、私というソフトが起動されたの。だから、音無くんの遊佐さんを戻したいなら、私自身の人格を消さなきゃダメってこと」
本当にそんなことが起こるのか?と半信半疑だが、俺は『ありえない』という出来事をいくつも経験してるため、それが嘘ではないと自然と感じ取ってしまった。
どうにかしたい……けれど俺は神でも仏でも天使でもない。ただの人である。…………諦める理由にはならないよな!
「俺は遊佐もクロ遊佐も大事だ。それに、少しの間でもお前との時間は楽しかったんだ。だから邪魔なんて思ったことがない。だからさ、考えようぜ。違う方法をさ」
言い終えた瞬間、拳でテーブルを叩きつけ、大きな音を出し立ち上がっているクロ遊佐がいた。
「綺麗事を言わないで!時間なんてないの。今こうしてる時間にも私は消えたくないって想いが強くなってるんだよ。
そうなれば、遊佐との入れ替わりに障害が起こるかもしれないんだよ?私にとっては成仏と同じなんだよ、これは」
「だからこそ!見つけるんだろ?別の方法を!!」
「………もういい」
そう呟くと突然走り出した。
「お、おい!どこ行くんだよ!」
俺の声を無視しそのまま遠ざかって行く。
言いたいことが山程あるんだが……とりあえず。
「人に奢らせた飯を残すなよ!!」
クロ遊佐を全力で追いかける。
それから一時間、辺りを探し回ったが結局見つからなかった。体力も限界に達していたため、近くにあった木の日陰で休憩する。
「音無くんどうしたの?一人で」
「ゆりと野田、か」
「何かあったのか?そんな顔、貴様らしくないな」
心配した二人の顔を見ながら、
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