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Angel Beats! the after story
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「やっぱり、あなたロリコンだったのね」
「すまんゆりっぺ。幻滅しただろ?」
「はぁ〜……あなたがロリコンなのは気づいてたわよ。だけどね、彼氏の趣味の一つや二つ受け入れなきゃ彼女となんて務まらないわよ」
「そ、それは許してくれるのか……?」
「だ〜か〜ら。野田くんがどんな趣味を持とうが好きってことには変わらないってことよ!でも、ちゃんと自重はしなさいよね。約束よ?」
「ゆ、ゆゆゆゆりっぺぇ!!ああ!!約束だぁぁ!!!」
「ふふっ、じゃお昼食べに行きましょ」
☆
「大丈夫か?」
突然、本性を表した変態によってクロ遊佐は精神的にグロッキー状態にされてしまった。
「うん、まぁ。ちょっと、目眩と吐き気と寒気に頭痛と他にいくつか症状が起きてるぐらいかな」
常人では耐えられないぐらいのダメージを与えられていたらしい。盛りに盛っているが、まだ足が小刻みに震えているのは確かだった。
「今はその言葉を信じるとするよ。それに、お腹減っただろ?何か食べ行こうぜ」
「そうだね。もうお腹ペコペコだよ」
クゥ〜〜と可愛らしい音が響く。
こういう時は聞かなかった振りをするんだよな。いや、そうしなきゃいけないだろ!
「え、え〜とね、今のは……そう!ボイパだよ!ボイスパーカッション。たまにね、衝動に駆られてしたくなるんだよ!ほら、ブンブン」
いやいや、それはないだろ。なんだよ衝動に駆られてボイパって特殊すぎるだろ……。
だが、ここで乗ってやらなきゃクロ遊佐が惨めすぎる。
「あ、そうだったのか!にしても、クロ遊佐はボイパ上手いんだな。今度俺に教えてくれよ!」
ふぅ〜咄嗟にここまで言えるなんて自分が恐ろしいぜ!感謝してろよなほんと。
「うるさい!うるさい!うるさい!黙れバカ!」
「ガハッ!なぜにッ!?」
俺の腹部に右拳をねじ込んできた。
「ボイパっ!?馬鹿じゃないの!んなもん出来るわけないじゃん!ふざけんな!」
怒りで顔が紅潮し息も荒くなっている。突然殴りやがって、一瞬浮いたぞ。
「ふざけてんのはそっちだろ!!折角、人が乗ってやったのに恩を仇で返すんじゃねぇよ!なにがボイパだよ!もっと、マシな誤魔化し方をしろよ!」
プルプルと体を震わせ、瞳は潤んでいた。あ、やべ少し言い過ぎたかな?
「……音無くんなんて……音無くんなんて……ハサミで目を抉ってから四肢を切り取って心臓を串刺しにしてやるんだから!」
『お兄ちゃんなんて大嫌い』って感じに体を前にだし、拳を震わせながら涙目の表情で言われたのだが、これはまた見事なまでの殺人予告である。しかも、内容が具体的過ぎてグロテスク極まりない。
「調子乗ってすいません
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