新たなる目的
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アズマのその問いにカミューニは答える。
「なんでも、第三世代だと自分の意思で竜の力を使えるようになるらしい。竜の力があれば・・・ハデスなんて赤子同然のはずだ」
カミューニは強く拳を握りしめる。
「ドラゴンフォースか・・・」
「ああ」
「なら、まだ可能性はないこともないかもしれんね」
「!?」
カミューニはアズマの言葉に食いつく。
「どういうことだ!!」
「妖精の火竜がドラゴンフォースをしたときのことを覚えているか?」
カミューニはナツが楽園の塔でドラゴンフォースをした時のことを知っていた。そのため、どのようにドラゴンフォースを発動したのかを知っている。
「エーテリオンを食ってパワーアップしたんだよなぁ?」
「そうだ。エーテリオンは様々な属性を含んでいる、それゆえにあのドラゴンフォースが起きたと思われるね」
アズマがそこまで言うと。カミューニは何が言いたいのかようやくわかった。
「つまり、違う属性が混じると、ドラゴンフォースを解放できる“可能性”があるってことか」
「そういうことだね」
カミューニは笑顔になる。
「なら、火竜か鉄竜から・・・」
「いや、その二人は相性がよくないね。火は水に消されるし、鉄は水で錆びる。二人ともお前には良くないと思うね」
「となると・・・」
カミューニは顎に手を当てて一人の少女を思い出す。
「あいつしかないか・・・」
カミューニのターゲットが決まった。
「サンキューアズマ!魔法を手に入れたらお前と最初に戦ってやるよ!」
「楽しみに待ってるね」
カミューニはそういって走り出した。自分の次なるターゲットの元へ。
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