ウダイオス
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瞬間、魔石に先に刃を当てたのは【剣姫】だったのだ。
で、何故か皆を神威の車輪に乗せて移動中。
皆、ということなので当たり前だが、【剣姫】に【九魔姫】を乗せての移動だ。
同業者だからこそ、他派閥の者を乗せるのはどうかと渋ったのだが、自分達はこれで帰るのに、残した二人(どちらも女性)は歩きなのはさすがにかわいそすぎるというハーチェスさんのお人好しな意見のもと、こういう状況になっている。
時折モンスターも出てくるが、雷を発するまでもなく踏み潰していく。
「……本当にすごいな、これは」
リヴェリアさんが御者台の床を撫でながらそう呟いた。
彼女のことだ。これが魔法であると気づいているだろう。
なお、二つ名で呼ぶのは面倒なため、リヴェリアさん、アイズと呼ぶことになった。
「言っときますが、『リヴィアの街』までですからね。これもあんな人がいる場所で晒したくないので」
「分かっている。休める上に時間の短縮もできるんだ。文句はない」
「……♪」
何故嬉しそうなんだアイズ
取り付けられた装飾などを撫でたりして楽しむ様子を見せるアイズを横目にしながら手綱を握りなおす。
リヴェリアさんは王族、ハイエルフと呼ばれる存在らしく、エルフであるリリアさんはかなり畏まった様子で接していた。
同じエルフであるはずのエイモンドさんは普段通りであったが。
もはや、あそこまでいくと尊敬の念すら抱く。
まぁ、そんなわけで
目的地、十八階層に到着である
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