マブラヴ
1013話
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のもなんだが、今回使う技術を応用すれば他のマジックアイテムの融合とかにも使えると考えてもいいのか?」
その質問に戻ってきたのは、難しい表情。
YESでもなく、NOでもないといった表情か。
「マリュー?」
レモンのその表情に疑問を感じ、同じく技術班のマリューへと声を掛ける。
問い掛けられたマリューは微妙な表情をしつつも口を開く。
「出来るか出来ないかで言われれば、出来る可能性はある……といったところよ。そもそも今回開発された技術は、あくまでも時の指輪とホワイトスターを融合させるというもの。つまりはその2つに特化していると言ってもいいのよ。ただ、マジックアイテムとそれ以外のものを融合させるという技術を確立したのは事実だから、これを基にして研究を進めていけば……ただし、当然その時には再び大量のグレイ・シックスが必要になるでしょうね」
「なるほどな」
マリューの言葉に、一先ず納得する。
取りあえず今回の技術が時の指輪に特化されているのだとしたら、何らかの理由でそれを盗み見て応用しようとする者がいたとしても、手も足も出ないだろう。
何しろ、この技術はシャドウミラーという組織を支えている技術班が、魔法球を使って相当な時間を掛けて作り上げたものだ。
しかもそれが時の指輪に特化しているとなれば、もし技術を盗み出したとしても実用化するまでに相当の時間が掛かる。
そして時間が掛かる以上、それを察知してこっちで手を打つというのも不可能ではない訳で……
「分かった。……そうだな。時の指輪との融合に際して、ホワイトスターに人がいたりしても問題はないのか?」
「ええ、そっちは問題ないわ」
こちらにはあっさりと頷くレモン。
なら……
「じゃあ、1週間後だ。一応数日前からその辺をホワイトスターや交流のある世界に関して連絡を徹底してくれ。後で聞いてなかったとか言われても困るしな」
こうして、1週間後……ホワイトスターと時の指輪の融合は行われる事が決定した。
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