暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
1013話
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らくだが、このマブラヴ世界でも最高の頭脳の持ち主。それが香月夕呼なのだ。
 それを考えれば、確かに発想の転換やら何やらでレモンに対してアドバイスをしてもおかしくはない。
 更に言えば、そもそもG元素というのはマブラヴ世界固有の物質であり、その研究歴となればレモンより長い……いや、魔法球を使っている以上は必ずしもそうではないのか? ともあれ、G元素に関して一家言を持っていてもおかしくはないか。

「で、目処がついたって、具体的にはどんな風に?」

 焼売に辛子醤油を付けて食べながら尋ねる美砂に、レモンは頷いて口を開く。
 艶然とした微笑。もしもここにいるのが、女慣れをしていない男であれば、フラフラと誘われるようにレモンへと近づいてもおかしくはない。
 だが、幸いここにいるのはレモンのそんな強烈なまでに女を感じさせる雰囲気にも慣れている。……それこそ毎夜の如くそんな表情を見て、味わっているのだから、当然だが。
 そんな笑みを浮かべたレモンは、口を開く。

「そうね。まず結論から言えば、明日にでも時の指輪とホワイトスターの融合は可能よ」

 その言葉に、俺だけではなく他の者も小さく目を見開く。
 ただ1人表情が変わっていないのは、レモンと同じ技術班にいた為に既に話の内容を知っていたマリューのみだろう。

「……本当か?」

 思わずそう尋ね返す。
 レモンが出鱈目を言うとは思えないが、それでも今の言葉が真実であれば、間違いなくシャドウミラーにとっては激変の時となる。
 だが、レモンは俺の言葉に頷き……ではなく、首を横に振る。

「最後まできちんと聞いて頂戴。残念だけど、アクセルが思っているようなところまではまだ到達していないわ」
「どいういう意味だ?」
「取りあえず以前から話していた通り、受信機をネックレス、ピアス、指輪みたいにアクセサリにしたり、あるいは身体に埋め込むといった方法を取れば寿命を延ばす事は可能よ。ただ、時の指輪の効果を完全に発揮するのは、グレイ・シックスの量が足りないのよ」
「……あれだけあってもか?」

 グレイ・シックスは、グレイ・イレブンと違ってマブラヴ世界でもまだ使用方法は確立されていない。だからこそ、魔法に対する親和性という性質に目を付けた俺達がハイヴ攻略やら何やらの報酬として貰う時には、このグレイ・シックスを多く貰っている。
 ……まぁ、グレイ・イレブンは色々と向こうでも使用用途があるので出来るだけこっちに渡したくないってのはあるんだろうが。

「ええ。時の指輪の効果でもある、時の流れの外にその身をおくというもの。その効果は……そうね、まだ実際に試した訳じゃないから正確なところは分からないけど、恐らく受信機を身につけている人物が本来持つ時の流れの3倍ってところかしら。具体的に言
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