第4章
停止教室のヴァンパイア
第92話 テロリスト、襲来です!
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」
停止能力が無意識の内に高まっていると言う話も、その潜在能力による物だったって事か。
「とにかくハーフ吸血鬼(ヴァンパイア)の小僧をなんとかしねえと、危なっかしくて反撃も出来やしねぇ」
確かに、反撃してる時に停止なんてされたら、格好の的になるからな。
しかし、どうした物か?ギャスパー達を助けに旧校舎に行こうにも、転移は封じられてるし、あの軍勢の中を進むのも危険だ。
「お兄様、旧校舎に未使用の戦車(ルーク)の駒が保管してあります」
「戦車(ルーク)?なるほど、キャスリングか!」
「きゃすりんぐ?」
「チェスの特殊ルールの一つだ。簡単に言えば、王(キング)と戦車(ルーク)の場所を入れ換える物だ」
通常の転移は封じられてるかもしれないが、そう言う特殊な転移なら連中も見落としてるかもしれないし、転移を封じたと想っている奴らには相当な奇襲になるだろう。
「だが、リアス一人を送り込むのは…」
「ギャスパーは私の眷属です!私が責任を持って、奪い返してきます!」
とは言え、部長一人はやはり危険だ。
「サーゼクス様の魔力をお借りできれば、もう一方まで転移は可能かと」
「なら、俺に行かせてください!俺が部長を守ります!」
グレイフィアさんの言葉を聞き、イッセーは真っ先に志願する。
「君に任せよう」
「はい!」
サーゼクス・ルシファーは了承し、イッセーに部長を任せた。
「テロリストごと、ハーフ吸血鬼(ヴァンパイア)を吹き飛ばす方が簡単じゃないか?なんなら、俺がやってもいいぞ♪」
「テメェ!!」
あの時みたいに冗談とも本気とも取れない、茶化す感じに言うヴァーリにイッセーが捲し立て、すぐさまアザゼルがヴァーリをたしなめる。
「ちったぁ空気読めよヴァーリ。和平を結ぼうって時だぜ?」
「じっとしてるのは性に合わないんでね」
「なら、外で敵を撹乱してくれ。白龍皇が出れば、奴らも少しは乱れるはずだ」
「了解♪」
そう言い、窓から外に出ようとするヴァーリに姉貴が話し掛ける。
「外に出るんだったら、気を付けなよぉ」
「フッ、あの程度の魔術師に遅れは取らな…」
「ああ、私が言ってるのは魔術師の事じゃなくて」
「?」
カラン。
カッ!
『っ!?』
姉貴の言葉にヴァーリが首を傾げてると、突然、室内に閃光が迸る!?
こいつは!?閃光手榴弾(スタングレネード)!クソッ!?目が!
強烈な閃光に目がやられてしまう!
バンッ!
ドドドドドドッ!
そんな中、ドアが勢いよく開けられた様な音が鳴ると同時に銃撃音が鳴り響く!?
思わず、身構えてしまうが、いつまで経っても体に銃撃の衝撃が訪れる事は無かった。
気になった俺は視力が回復した目でドアの方を見ると、ライフルを手に驚愕の表情を浮かべている男が四人いた。
男達の反応の理由はすぐに分
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