召喚
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ショウ振り回しすぎ。お陰で照準ずれちゃったよ」
「ごめんごめん、ついね。さくらも遠慮なくリクエストしてね」
「それじゃ、今日の一番風呂」
「ごめん、料理でお願い」
少女たちは談笑をしながらも、戦いを進めていた。しかも、彼女たちが戦っている相手はいわゆる『モンスター』といわれる類のものだ。普通の人間なら成す術なく、ただ逃げ惑うだけなのだが、彼女たちはそれに対抗することが出来る。彼女たちは普通の人間ではない。有史に名を刻む英霊の魂を宿している、『エヴァ』と呼ばれるものたちである。彼女たちの戦闘力はもはや人の姿をした別の存在と唱えるものも少なくない。そんなやり取りをしているうちにモンスターを全滅させてしまった。
「みんなー、マスターつれて来たわよー。ってもう片付けちゃったの?」
「ええ。といっても、吉乃の食べ物、さくらは一番風呂への執念、サンに至っては、コショウを振り回してモンスターを撤退させただけ・・・。いい加減、まともに戦ってくれないかしら・・・?」
「さくら?まあ、何はともあれ、無事で何よりね。少々気になることはあるけども。とにかく、今後はこのマス・・・」
イザナミとロレーヌは言葉を失い、目をただただ合わせるだけだった。『マスター』こと彼は息をしていなかったのだから。
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