暁 〜小説投稿サイト〜
2.友人救出物語 〜ただし嫌いな人間はボコる〜
日本で誕生、ただし行くのは鬼神
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ー虚無空間ー

白「????????、ここは????虚無空間か????????。」

なんとも言えない色をした空間、白夜はそこで目を覚ます。

白「????また、また消えられなかった。

今度こそ、存在できなくなると思ってたのに。

俺は俺自身も満足に消せないのか?」

手のひらを傷つけるほど拳を強く握りしめるが、出てくるのは血ではなく白夜の持つ闇だけだった。

こうしていても仕方がない、と立ち上がると辺りを見回す。

白「どこに行こう、幻想郷は駄目だから??????日本かな。

とりあえず、日本に転生して適当に生活しながらシャルの情報でも集めよう。

そうと決まれば準備するか、まずここから出なきゃな。」

白夜の眼が赤紫色に変わり、道が見えているかのように歩みを進める。




しばらく歩くと白夜は立ち止まり、腕を軽く振る。

すると、空間がパックリと口を開き黒い別の空間が現れる。

戸惑いもせず白夜は入っていくが入った瞬間、浮遊感が白夜を襲う。

白夜はそのまま落ちていく、しばらくすると洋風の小柄な家が見えてくる。

白「????いったん存在がなくなっちゃったことだし、生まれ変わるしかないかぁ。

やだなぁ、面倒臭いし????時間が無駄だし??????。」

なんやかんや言いながらも転生する準備を進めた白夜。




白「??????おきゃしぃにゃ、にひょんじゃにゃかっちゃにょかにゃ?(おかしいな、日本じゃなかったのかな?)」

だが、白夜は生まれてもうすぐ10ヶ月というところで気味悪がられて捨てられてしまった。

白「ふみゃああああ??????にゃふ????、みゃぁいいや、うんしょっちょぉ??(ふわああああ??????あふ????、まぁいいや、うんしょっとぉ??)」

うまく立ち上がれなかったため、ころんと後ろにひっくり返ってしまった。

白「みゅみゅみゅ??????、やひゃりおりぇにょふきょうしゅきりゅはけんじゃいだったきゃ。

いってりゅびゃあいじゃにゃいきゃ。(むむむ??????、やはり俺の不幸スキルは健在だったか。言ってる場合じゃないか。)」

何とかこの状況を打破しようと頭を使う。

しかし、思い浮かぶ案はたった一つ、バレれば恐らく追われることとなるであろう危険な方法。

白(人間の窮屈な肉体を捨てて移るか????。)

別の肉体を創造し、移ることである。

白夜が産まれる前に細工したおかげで、能力を少しは使用できる。

白「????やりゅしかにゃいよにゃぁ????。(????やるしかないよなぁ????。)」

目を瞑り集中する、が誰かが来た気配を感じ、警戒する。

その気配は白夜の方へ向かって動いていた
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