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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
水竜・・・散る
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程の砕牙を喰らったのではなく、右手で受けて防御したのであった。つまり・・・シリルの攻撃は何一切届いていない。

「ま・・・マジかよ・・・」

シリルの額から流れた汗が、顔を伝って地面へと落ちていく。

「シリルの攻撃が・・・」
「全然通じてないの!?」
「あいつ・・・強すぎるよ〜!!」
「さっきのザンクロウやアズマも凄まじかったが、奴はそれと同等・・・いや、まだ余力を残しているか?」

草むらに隠れているウェンディたちはその様子を心配そうに見つめている。

「あ〜あ、こんな狭ぇところじゃあ、なんかやる気が削がれちまうよなぁ・・・」

カミューニは空を見上げて何やら一人言を言っている。

「よそ見かよ!!」
「弱い」

シリルがカミューニに突進したが、カミューニは腕を横に振り、シリルを弾き飛ばす。

ドンッ

シリルは岩へと背中からぶつかり、地面に倒れ込む。

「ゴホッ・・・ゴホッ・・・」
「ん〜と・・・お?」

カミューニは周りを見て、何かを見つける。

「ちょうどいいや」

カミューニはシリルの背中を掴むと、

「そーれ!!」
「うわああああああ!!」

シリルをどこかに投げ飛ばしてしまう。

「シリル!!」

ウェンディが叫ぶ。だが、すでにシリルの姿はどこにもない。

「さてと、あいつの墓場にはもってこいの場所になるだろうな」

カミューニはシリルを投げ飛ばした方はと走り去る。ウェンディはカミューニの言葉を聞いて、動揺する。

「シリルの・・・墓場?」

ウェンディは顔を真っ青にしてそう呟き、その場に立ち上がる。

「ウェンディ!?」
「どこいくの〜!?」
「シリルを助けてくる」
「「え!?」」

ウェンディの発言にシャルルとセシリーは同時に声をあげる。

「ダメよ!!あんな奴にあんたじゃ敵うはずないわ!!」
「そうだよ〜!!」
「ここは・・・俺が・・・」

リリーがシリルを助けにいこうとするが、ウェンディは首を横に振る。

「リリーはここでマスターを守ってて。私は絶対にシリルを助ける!!」

そう言ったウェンディのまっすぐな目に、シャルルとセシリーは顔を見合わせうなずいた。

「私たちも行くわ」
「いざとなったら僕たちも戦うよ〜!!」

シャルルとセシリーは(エーラ)を出して宙に舞う。

「リリー!!マスターを頼むわね!!」
「うむ。俺が何がなんでも守ってみせる」

リリーは気合い十分といった感じに拳を握る。シャルルとセシリーはウェンディを掴むと、シリルが飛ばされた方へと飛んでいった。

























「ここは・
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