ウダイオス!……のその前に
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る。
が、そんなことは関係ないと、戦車を引く二頭の神牛……まぁ、正確に書けば『飛蹄雷牛』なんだが……まぁ、今はいいや。兎に角その二頭のてによって胸の魔石ごと破壊、灰と化する。
ここまで来る間に何度も見た光景だが、倒したモンスターを魔石を取り出さずにそのままというのはマナー違反であるため、こうやって粉砕する方針をとっている。
……もったいない気もするが、仕方ないことだと諦めよう
「でも、さっきからすごい勢いで走ってるけど……全然振動とかないのね、これ」
「式の話だと、地面すれすれを飛んでるんだって」
「この魔法、空を飛ぶのも可能らしいね」
「……嘘でしょ……そんなの全然知らなかったわよ」
後ろで三人が俺の魔法について話しているが、まぁその説明はまたホームに帰ってからも出来るだろう。
三十七階層に近づくにつれて、リザードマン・エリートやオブシディアン・ソルジャーなど深層に出てくるモンスターの姿も見られた。
まぁ例外なく全て破壊していったが。
オブシディアン・ソルジャーに関しては、体が黒曜石でできており、魔法が効きにくいとされているのだが、そんなモンスターすら戦車が通るだけで体を粉砕され魔石を砕かれ灰となる。
『ヴヴォオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!』
「さぁ、到着! 三十七階層ぉ!」
ーーーーーーーーーー
『グォオオオオオオオオオオオッ!?』
銀の光が走った。
頭から両断された骸骨のモンスター『スパルトイ』は絶叫を放った。
ヒューマンをベースにした骨格がところどころ鎧のように隆起したやうな禍々しい鋭角的なフォルムを誇り、白骨の武器を持つ骨の戦士。
『深層』を縄張りとするLv4相当の協力なモンスター……なのだが、そんなモンスターも一閃のもとに瞬殺された。
一撃を放った剣士は、ヒュンとサーベルを鳴らして切っ先を地に下ろす。
辺りは一面骨ばかり。
その全てが十を超えるスパルトイの群れの残骸だった
「結局一人でやっちゃったし……」
「ちょっと苦戦でもしてくれると、もっと可愛いげも出てくるのにね……」
仲間の声が届いていないのか、モンスターの残骸の中心でたたずむ金髪金眼の少女ーーアイズ・ヴァレンシュタインは無言で細剣を鞘に収めて彼らのもとに向かった。
「はいはい、お疲れアイズ〜! ポーションいる? エリクサーは? アイズの大好きな小豆クリーム味のジャガ丸くんはどう!?」
「大丈夫、ティオナ。ありがとう。……最後のは欲しい」
「そもそも、傷一つ付けられてないんだから、ポーションも何も必要ないわ」
「何はともあれ、あらかたモンスターは片付けたな……。こ
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