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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
第二十三話 片岡少佐!高校だが給食ネタだ!!その八

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 だからこそだ、ここでこう言うのだ。
「その童心を以て食べるからこそでごわす」
「給食はわかる」
「そうだというのですね」
「そうでごわす」 
 だからこそというのだ。
「子供達に任せるでごわす」
「正確な判定者として」
「その立場で」
「そうでごわす、ただしでごわす」
 西郷の目が光った、そのうえで言うことは。
「子供達にもわかってもらうでごわす」
「採点は公平に」
「例え相手が外道であろうとも」
「その採点はですね」
「正確に行わなくてはならないのですね」
「さもなければ採点する資格がないでごわす」
 不公平な採点をしてはというのだ。
「それでは巨人戦の審判にまつわる噂と同じでごわす」
「ジャンパイアですね」
「所謂それですね」
「正確な判定をしない審判なぞ」
 それこそとも話す西郷だった。
「審判をしてはならないでごわす」
「はい、だからこそ相撲の行司もです」
「あの役の人も」
 その彼等もというのだ。
「その腰には刀があります」
「不正確な判定をすれば腹を切る為に」
「だからこそですね」
「子供達もまた」
「公正な判定をしないといけない」
「必ずや」
「そうでごわす」
 西郷は断言した、湯舟の中にいたまま。
「子供達にはでござる」
「はい、では」
「そのことをよく言っておきます」
「我等を贔屓することは不要」
「あくまで公平な判定をですね」
「そのことを言うでごわす」
 二人に強く語り続けた。
「では」
「はい、わかりました」
「それでは」
 二人も頷く、それでだった。 
 十三の勝負の場でだ、子供達が海軍衆の兵士達に優しくそのことを告げられた。子供達はそのうえで例の二人に言った。
「公平に判定してやるよ」
「確かに贔屓って悪いことだからね」
「幾ら御前等でもな」
「普通に食べて公平に言ってあげるわ」
「だから感謝しろ、屑共」
「うっせえガキ!」
「何だその偉そうな言い方!」
 今回もだった、ジャスティスカイザーの二人は中指を突き立ててスーツの上から血管を浮き上がらせて言い返した。
「公平な判定だと!?ふざけるな!」
「俺達に有利な判定しろ!」
「さもないと手前等の家にお化け送り込むぞ!」
「寝ない子誰だのな!」
 有名な絵本のそれをというのだ。
「それでお化けに変えてやるぞ!」
「お化けの世界に送り込むぞ!」
「それが嫌ならさっさと不公平な判定しろ!」
「俺達有利な様にな!」
「ああした大人になったら駄目よ」
 子供達にだ、担任の若い奇麗な女の先生が言った。二人を汚物を見る目で見ながら。
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