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【ONEPIECE】捨てられた人魚は恋をする【七武海×海賊】
空島
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でも覇王色の覇気だけは習得するのに苦労したからな〜


誰を気絶させ、殺す相手もちゃんとコントロールできるしね。


リオ「強くなればあんたも使えるんじゃない?


まあ素質があればの話だけど」


ロビン「さっきのは、確か…覇気、よね?」


リオ「そうだよ、今使ったのが覇王色の覇気」


ロビン「凄い威力ね…」


リオ「強くなきゃ残れない、そんな時代になって来たからねー


変な物を使って寿命を縮ませるよりかは、


今からでも鍛えて鍛えて鍛えまくった方がいいとは思うんだけどな」


ロビン「それもそうね」


椅子から立ち上がったロビンが


沸騰し終わったやかんへと近付くと、


淹れてくれたコーヒーとお菓子を持って戻って来た


ロビン「はい、どうぞ」


リオ「ありがと」


ロビン「いいえ、海の世界には魚人島とデスアクアランド以外に国はあるの?」


リオ「あるよ、人魚の国って言って住民は魚人と人魚で人魚の方が多い」


ロビン「へえ〜デスアクアランドと、人魚の国、魚人島は仲良しなの?」


リオ「デスアクアと人魚の国が敵対関係にある


魚人島はまあ…普通って感じ


そこまで仲は悪くないけど良い方でもない」


ロビン「そう…、何故人魚の国とは敵対関係にあるの?」


リオ「私が人魚の国の皇帝を殺したのが始まり」


ロビン「えっ!?」


ロビンが手に持っていたカップを離すと


ガシャンッという音が鳴り、


カップがきれいに割れた


ロビン「ごめんなさい」


手をクロスさせると


二つの腕が出てきて


ほうきとちりとりを持って掃除を始めた


リオ「その能力、便利ね」


ロビン「そうかもね。


……殺したってどういうこと?」


リオ「そのままの意味よ。


この世から葬り去った」


ロビン「リオと人魚の国の皇帝は知り合いなの?」


リオ「私元々生まれは人魚の国だからね〜」


ロビン「人魚だったの!?」


リオ「なんかミズミズの実食べたら人魚から人間になったみたいで」


ロビン「そんな軽いものなの…?」


リオ「私にとっては重要な話だったよ


……さっきも言った通り、人魚の国は掟に厳しい国だった」


目を閉じてもあの時の光景ははっきりと思い浮かべられる


リオ「…デスアクアランド誕生の秘話は、また今度ね」


ロビン「気になるじゃない」


リオ「今は知らない方がいい


私も今はしたくない


血を見るだけで吐き
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