マブラヴ
1012話
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したとすれば、それはその世界に対するペナルティとなる。
その辺については最初から通告してあるので、向こうとしても騒動を引き起こすような奴をホワイトスターに送ってきたりはしない……と思う。
「アクセル様、その、此の身に言い寄ってくる者が多いのですが……」
そう告げたのは、ダークエルフのヤオ。
それも分からないではない。ヤオはダークエルフとしても美形であり、その身体も男好きのするものなのだから。
だからこそ、言い寄ってくる男もいるのだろう。
「お前自身はどう思っているんだ? 別に俺を気にする必要はない。お前自身が好んだ相手なら、好きにして構わない」
ダークエルフという事で、将来的に死に別れるという事もあるだろうが、それに関してもグレイ・シックスと時の指輪の件が成功すれば解決するし。
……いいところまで行ってるって話は聞いてるけど、まだ完成には結びついてないんだよな。
その辺、出来れば早いうちにどうにかして欲しい。
まぁ、シャドウミラーの技術班で無理なら、どこのどんな奴が研究しても無理だろうが。
そんな風に思う程には、俺は技術班を信頼している。
「そうですか、分かりました。此の身としてもしっかりと相手を見定めたいと思います」
真剣な表情で告げてくるヤオだが、聞いた話によると色々と運が悪い……それも特に男運が悪いらしいんだよな。そんなヤオに言い寄ってくる男。……出来れば純粋にヤオに惚れたとか、そういう感じだといいんだが。
ともあれ、ハイエルフやダークエルフの方に特に問題はないらしいと聞き、安堵の息を吐く。
……が、次の瞬間には、思わず目を見開く事になった。
「それで、アクセル様。もし良ければ私達も他の世界とやらに行ってみたいのですが、許可を貰えますか?」
ホドリューのその台詞と共に。
「あー、一応確認の為に聞くけど、他の世界ってのはギアス世界、SEED世界、ネギま世界、マクロス世界、マブラヴ世界といった世界のことか?」
「はい。以前のようにマブラヴ世界にあるシャドウミラーの基地だけではなく、その世界の住人と触れ合ってみたいのです」
「お、お父さん! アクセル様に急に何を言ってるのよ! 失礼でしょ!」
そんなホドリューに、怒髪天を衝くかの如く目を尖らせて告げるのは、ホドリューの娘でもあるテュカ。
俺の方へと向けて何度も頭を下げている。
うーん、いやまぁ、そもそもホドリュー達がハイエルフの集落から飛び出して自分達で村を作っていたのは、自分達以外の種族と触れ合いたいって気持ちがあったからなのを考えると、それ程不自然な話じゃないか。
ただ……
「ホワイトスターに来た相手と交流するのはいいんだが、他の世界に行くとなると、どうしてもその耳とかが目立つん
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