暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
火竜vs.炎神
[2/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

「なーんだ、人間に教えてもらったんじゃねぇか。こっちは本物のドラゴンに教えてもらったんだ!!滅竜魔法!!」

そう言ったナツさんの体は炎を纏う。

「ドラゴンってあれだろ?空飛ぶとかげ。つーことは、これも身内ってことか?」

ザンクロウはそういって紺色の大きなとかげを掴んで見せてくる。

「イグニールはとかげじゃねぇ!!」
「そうですよ!!グランディーネだってとかげじゃない!!」
「ヴァッサボーネだってとかげじゃねぇぞ!!」
「ウェンディ!!」
「シリルも落ち着いて〜!!」

ザンクロウの言い分に俺たちはそう怒る。ヴァッサボーネたちはとかげじゃねぇよ!!竜だよ竜!!

「お前らは黙ってろって。さっさとこいつ片付けて、すぐに相手してやっからよぉ。ウヒヒヒヒヒ」

そう言ったザンクロウは黒い炎を体に纏っていく。

「ひぇぇぇ・・・」
「目が本気だ・・・」
「ウェンディはやらせないわよ!!」
「僕だってウェンディを守るぞ〜!!」
「いや、ナツさんの応援しろよ!!」

ウェンディとハッピーはザンクロウの目に怯えてるし、リリーも戦闘体勢に入ろうとするし、シャルルとセシリーはウェンディを守ろうとしてるし、ナツさんが負けるわけないからな!!

「お前!!よそ見こいてんじゃねぇよ!!」

俺たちを睨むザンクロウにナツさんが上から飛び蹴りを入れる。

「うおっ!!」

しかし、ナツさんの攻撃は簡単に跳ね返されてしまう。ナツさんは近くの岩を掴んで体勢を整え、

「みんな!!ここから離れてろ!!」

ナツさんは魔力を高めていく。

「大技来いってよ!」

ザンクロウはナツさんの魔法に対抗しようとしているみたいだ。

「右手の炎と左手の炎を合わせて・・・」
「西の果てから東の果てを焼き尽くせ、神の息吹」

俺とウェンディはハッピーたちを抱えてその場から離れる。

「火竜の・・・」
「炎神の・・・」
「煌炎!!」
「カグツチ!!」

二人の両手から放たれた炎がぶつかり合う。

「「「「「「「うわあああああああ!!」」」」」」

俺たちは上空に逃げていたのだが、二人の魔法の威力に爆風がここまで来ている。

「なんて威力だ!」
「凄まじい熱気!」
「竜と神の力の」
「ぶつかり合い!?」

俺たちは二人の戦いを見てそう言う。

「うおおおおおお!!」
「ウヒヒヒヒヒ」

ナツさんはかなり目一杯力を入れているように見えるのに、ザンクロウは余裕な顔で笑っている。

「うわあっ!!」
「「ナツさん!!」」

ぶつかり合った二人の魔法の力は、ザンクロウの方が上回っていた。
ナツさんは押し負けてしまい、後方へと飛ばされる。

「そんな!?」
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ