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リリカルビィト〜才牙と魔法が交わる物語〜“改稿版”
四十話、ある夏休みの一日2
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「ば……馬鹿……な……!!」
リーダーは呆然としながら向かってくる龍也になにもできず、貫かれ(実際は貫かれていない)、壁まで吹き飛ばされた……
●○●○
〜龍也視点〜
「大丈夫か、すずか」
「うん、大丈夫だけど・・・」
?なんだ?どうしたんだ?
「ねえ?」
すずかが訝しげに聞いてきた
「ん?なんだ?」
「龍也君は本当に何も思わないの?わたしが化け物だってことに・・・」
ああ、そんなことか
「すずか、質問に質問で返そう……俺の事は怖くないのか?」
「え?」
俺の言葉を聞いたすずかは不思議な顔をした
「天撃なんて不思議な力を使うわ、魔法を使うわ、素の身体能力で空を飛ぶわ素手でビンを斬るわ、おまけに式神とかいった訳の解らないものを使える……俺のほうが余程化け物だろ?」
ーーー『訳の解らない言うな!!!!!』by式神達
ん? なんか式神達の叫びが聞こえた気が……?
「!! そんなことないよ!!」
俺の言葉を聞いたすずかが直ぐに答えた
「それは何故?」
「だって龍也君の事を……とても優しい人だっていうことを知ってるから……無意味に力を振るうことはしない人なのを知ってるから!!」
そう毅然と答えるすずか
「そう答えてくれるとは嬉しいな……なら俺も同じ答えだ」
「え?」
「すずかが優しい子だっていうことを知ってるから……生まれなんて関係無い、すずかはすずかだ、怯える理由なんて一ミリも無い」
「た、龍也君……ぐすっ…」
俺の言葉を聞き、すずかはすすり泣く…
「……何で泣くんだ、俺なんか失礼なこと言ったか?」
「違うよ、うれじくて、ないでるの……」
そう言われどうすれば良いか解らず取り敢えず……
「ふぁ!?」
頭を撫でたら変な声を出して驚かされた
「……嫌だったか?」
「ううん!もう少しこのまま……///」
「わかった」
その後、警察が来るまで頭を撫で続けた
そして、すずかを家に送って行ったら、家がすごい事になっていた……
いや、何でかメイドさん達全員がマシンガンやらガトリング、おまけに士郎さん、恭介さんが小太刀を二本持って殺意丸出しだぞ?……あれは軽い恐怖だぞ?
おまけにバベルが来たときにリーダーが暴れだしてすずかを殺そうとしたら良いタイミング(?)ですずかが天撃の才能を開花させてリーダーを凍らせたんだぞ?
多分俺居なくても大丈夫だった気がする……
しかも、すずかを連れてきたら質問攻めにあい、その後、すずかを交えて改めてすずかの姉の忍さんに礼を言われ、"夜の一族"の説明を受けた……しかし、俺の考えは変わらないし、此れからすずかと
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