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リリカルビィト〜才牙と魔法が交わる物語〜“改稿版”
四十話、ある夏休みの一日2
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知能が高く、幻覚とかの精神系のものの耐性が強くて栄養を維持する為に時々血を飲まないとだめなだけ……そんなことも知らんのか? ただの"変わった体質"なだけだよ」

「な!!?」

「.......っ!」

"変わった体質"で済ませた龍也のその言葉に信じられないという表情のリーダー

「それに…すずかが化け物だろうがなんだろうが.......この子が俺の友達である事は変わらない」

「っ!!」

龍也のそんな言葉に思わず口を抑えるすずか。そして再び目頭が熱くなる。でもそれは先程の悲しさからではなく、逆の.....

「それに人間として生きているのに化け物として殺そうとするお前らのほうが余程化け物だと思うぞ」

「何だと!? 私達が化け物!? 正義の為に殺している我々が!! 化け物を殺して何が悪い!!」

「正義だからなにしても良い…そんな腐った考えを持ってる時点で化け物なんだよ」

「.....どうやら、私とお前が解かり合う事はなさそ うだ」

「......そうだな」

先程の口論で、自分の意見と相手の意見は交わらず、互いに譲れない事を感じた。だからリーダーは....

「ならば貴様を殺し、私のこの意思が正しい事を証明してくれるううぅぅ!!!」

先程の涼しい顔とは違い、怒り滲んだ表情で拳に大出力の炎を纏わせ、高スピードで龍也に拳撃を喰らわせる

対して龍也はそれを右腕一本でそれを受け止める

「なにっ!!?」

"聖なる力"の炎を纏った拳を右腕のみで止められ、それに驚きを隠せないリーダー

「貴様の様な下衆の輩が......私の思いを否定するなあああぁぁぁ!!!」

この男が戦う理由は、自分の考えがいかに正しいのかを目の前の男に倒してでも思い知らせる事。そして目の前の男もまた、自分の思いを通そうと戦ってるに違いないと思い、更に力を増そうとする

だが残念ながら、龍也が今戦っいてる理由は....... そんな事なんかじゃない

「そうかい......なら俺は――――」

龍也が思い浮かべるのは......目の前の男の言葉で酷く傷つけられ、自分にとって知られたくない秘密をばらされ、酷く悲しんだあの女の子

「―――傷つけられた友達のために戦う」

ドッゴォ!!

「ごわっ!!」

受け止めていた反対の腕に光の天力を纏い殴り飛ばした

そんな中すずかは、龍也のその言葉を聞き、抑えていた涙を流す......これは悲しさではなく....嬉しさによって

吹き飛ばされたリーダーは受け身をとる事で体勢を立て直し、自分の手からを炎を放つ

しかし

「水鞭撃蹴!!」

水を纏う足を鞭の様に振るい、向かって来る炎にむけ薙ぎ払う。それにより

ジュウゥ
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