暁 〜小説投稿サイト〜
リリカルビィト〜才牙と魔法が交わる物語〜“改稿版”
四十話、ある夏休みの一日2
[3/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
の行動を怪しむ龍也だったが、突如自身の足元から熱を感じていた。そして足元の床は赤くなっている

「もう気づいても遅い! くらえ、聖なる炎の力を!!」

そして次の瞬間、龍也の足元から炎が噴き出した

この男はこの中でと"聖なる力・炎" を得意としており、先程から確実に龍也に大技の攻撃を当てようとずっと龍也の動きを観察しながら隙を伺い、今にいたるのだ

「へっ、黒コゲだな」

それを見てそう確信した男は笑みを浮かべる

確かに普通の人間ならこの雷に包まれては無事では済まないし死んでも可笑しくはない

だが、いかんせん相手が悪すぎた

「樹竜の鎧木(がいぼく)、"マルギナトケレウス"」

龍也がそう言った途端、炎が消え、翡翠色の光を纏った龍也がたっているだけになった

「......な、なんだとッ!!? どうなってる!!?」

それを見て焦る男……

此処で作者のプチ情報……

マルギナトケレウスとはサボテンの一種なのである

そしてサボテンに含まれる水分量は80%から90%……

その為炎が効かなかったのである

「こんなもんかよ……もう終わらせてやる……感謝しな」

炎を食らった後に無表情に言う龍也

そして体内から今日初めての大出力の魔力を噴き出す

「滅竜奥義……」

『!?』

その時、リーダー以外のメンバーには、龍也が"あるもの"に見えていた

『ど・・・ドラゴン・・・!!!!』

木の葉のごとく緑色に輝く深緑色のドラゴンの姿が……

「木葉森竜嵐(このはしんりゅうらん)!!!」

生い茂る竜の嵐にメンバーは.....

『ぐわあああぁあぁぁああ!!!』

全員成すすべなく壁まで吹き飛ばされてしまった

そして当然そこで全員意識を失ってしまう

しかし例えあったとしても龍也に立ち向かう勇気がある者はいないだろう……

この部屋にいた大人数のメンバーは嘘の様にいなくなってしまった......たった1人の子供の手によって.....

○●○●

「我々と同じ"聖なる力"……それも冷気だけでなく炎や雷も……中々惜しい逸材だな」

部下が全員やられたためか....それとも何か別の意図があるのかリーダーは龍也の前へと歩み寄った

「…今頃ボスのおでましか…ボスなら仲間と共に戦えよ」

龍也の非難の目にリーダーは涼しい顔で口を開いていく

「おっと、私を部下を捨て駒の様に使う冷酷無比な将と一緒にしないでくれ。私は待っていたのだよ、何故なら」

ゴワァァァ!!!

リーダーから何かが噴き出たのだ。その何かによってこの部屋の空気はピリピリとし、重い圧力がかかる

「私の大きすぎる力では、周りを巻き込みかねないのだ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ