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リリカルビィト〜才牙と魔法が交わる物語〜“改稿版”
四十話、ある夏休みの一日2
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腕を振るうと武器が砕けたのだから

そして....

「樹竜の翼撃!!!」

「「こばあああぁぁ!!!」」」

その動きから流れるように両腕から翡翠色の光が噴き出され、そのまま竜の羽ばたきの様に薙ぎ払い、男達を投げ飛ばしたのだ

男2人は壁に激突し、そのまま気を失った

「あ、あの2人をいとも簡単に倒すだと!!?」

「な、何なんだコイツ!!」

「しかも"聖なる力"を!!?」

「何だ今の!!? 初めて見たぞ!!?」

この光景にメンバー達は驚きと戸惑いを隠せない

先程やられた2人はこのメンバーの中でも上位に入る程の実力を持っているのだ。 油断していたとはいえ、こうもあっさり倒されるなんて思ってなかったからだ。 更に驚くべきは自分達と同じ"聖なる力"を使える事だ。しかも初めて見る類の。 驚かずにはいられないだろう

実際には魔力なのだが……

「....すずかが化け物?.....ぶっ殺す?......だと?」

先程の2人の男の言葉を繰り返す様に聞こえるか聞こえないかの様な音量で呟く龍也

周りは一体何を言ってるのか分からないといった表情をしていた。そんな時

ボワアアっ!!!!!!!!!!!!!

『っ!!?』

龍也の体から溢れんとばかりの荒々しい光が噴き出したのだ。 まるで彼の今の心情を表すかの様に.....

「.....もう一度すずかに、俺の友達にそんな言葉を吐いてみろ。 半殺しにするだけじゃすまないぞ!!!」

『ひぃっ!!』

龍也の人を射ぬかんとばかりに怒りに染まった目と怒声と威圧感に何人かのメンバーは思わず悲鳴を上げてしまう

「……覇気で気絶してから捕らえようと思っていたが、辞めた……徹底的に潰してやる……来い、地獄を見せてやる……」

その言葉を合図に始まるは戦いではない……





蹂躙だ……

●○●○

龍也の言葉にキレたのかリーダーを除いた全員が襲いかかる

刃物を持つ者は近くから.....銃を持つものは遠くから攻撃する

だが龍也はそれらの攻撃を見極め、躱したり受けとめたりして攻撃を防ぎ、腕や足に翡翠色の光を纏いすぐさま反撃に移る

それだけでなく、炎や氷、水、さらには岩、風、雷、光の天撃を放ち次々と倒していく

まさに鬼神のごとき戦いぶりに、メンバー達は次第に畏怖と恐怖の色に徐々に染め上げられていくのがはっきりとわかった

そんな龍也の戦いに手も足もでずやられていくメンバー達

しかし彼らだって黙ってなどいない

「舐めるな、糞ガキが!!!」

そんな中、大きなハンマーを持った男が、龍也とメンバー達との距離が空いた瞬間に、地面に思い切り自身の得物を叩きつけたのだ

そんな彼
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