Life7 特訓、開始!
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い加減に自粛しないと、本当に何時か刺し違えてでも後ろから刺し殺すぞォオオオ!しかもよりによって、アーシアに毒牙を掛けようとするなんて、この天然ジゴロがッッ!!)
内心で吐き捨てると言う、器用さを見せながら、徐々に殺気に染まっていく。
祐斗はそんなゼノヴィアのすぐ近くで、辟易しながら溜息をつく。
(いざとなれば止めるしかないけれど、今後のためにも士郎さんには少し、痛い目に遭ってもらった方が良いのかなぁ・・・?)
そして祐斗とは別に、アザゼルも溜息をつく。
(昨夜の件は、俺が切っ掛けになった事は潔く認めるが、大部分はやっぱり士郎の無意識による誑しが原因じゃねぇ?)
しかし当の本人は、アーシアの笑顔に癒されている様で気付かない様子だ。
その事に更に殺気を濃密化させていくゼノヴィア。
そんな事はお構いなしに本題に入る。
「まず気付いた点が二つある。一つは回復の力を飛ばす点だ」
「それは士郎さんみたいに、精密なコントロールが必要と言う事でしょうか?」
「精密すぎる必要はないが、ある程度はな。だがそれ以上に必要なのは空間把握力だ。アザゼル総督閣下は投擲みたいと言ったが、それは所詮イメージだ。質量があるワケでもないのだから、無理に力を強める必要も無いしな。自分と対象者の位置をしっかり仮把握してからやらないと、今後アーシア自身のその技術が広まれば、戦闘中に敵が利用してくる可能性は極めて大きいからな」
「な、なるほど!」
「とは言っても今回は初戦闘、その空間把握力については追々の課題で良いと思うぞ?」
「わ、わかりました!」
士郎の優しげな説明に、何故か背筋をピシッと立てるアーシア。
「それともう一つは、アーシアと言うよりリアスだな」
「わ、私?」
いきなり白羽の矢が立ったので、リアスは軽く驚く。
「ああ。質問なんだが、転生悪魔の駒、イービルピースのシステムについては何所まで把握しているんだ?」
「え?ま、まあ、キングとしての常識位は把握しているけど?」
士郎から何やら、鋭い叱責でも喰らうのではないかと言う考えがあるようで、顔が少しばかり引き攣っている。何もしていないのに親に怒られるのではないかと言う、子供じみた発想だ。
そんな幼馴染の胸中を知る由も無い士郎は、遠慮なく説明を続ける。
「そうか。これは俺がサーゼクス様から、今まで聞いてきた情報を踏まえた上での勝手な考察なんだが、もしかしたらキングは離れていても眷族の体調や状態を、ある程度簡略化された情報として把握できるんじゃないかと思ってな」
「え?そ、そうなの!?」
「あくまでも俺の勝手な考察だ。だが、出来る事なら後でアジュカに確認を取って
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