Life7 特訓、開始!
[16/16]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
この件もサーゼクスさんは知らない筈だ」
「そう、それで如何して呼び捨てにしてたの?」
「癖でな。何故か俺の敬語に不快感を感じると言われて、今後は呼び捨てにしろと言われたんだ」
そこまで言われてリアスは漸く理解した。
「――――つまり、士郎はそれを拒んだけれど、アジュカさまは口を利かなくなったところで、仕方なく呼び捨てにしなければならなくなった、と言った処かしら?」
「ああ、よくわかるな・・・。ところで、リアス――――」
「判っているわよ。お兄様には秘密にしてほしいと言うのでしょう?」
「すまないな、リアス・・・」
士郎の謝罪に、リアスは嘆息しながら注意する。
「謝るんじゃなく、こういう時はお礼の一言でいいんじゃなかったのかしら?」
「!――――ああ、そうだったな。ありがとう、リアス!」
「いいのよ。困った時はお互い様だし、友達は助け合うモノ何でしょう?」
「まったくその通りだ。自分で言ったことを指摘されるなんて、俺もまだまだだな」
リアスの指摘に自嘲する士郎。
「だけど気を付けた方が良いわよ?アザゼルってば、気付きかけてたから」
「そうなのか?」
「ええ。でも安心して、その時は口裏合わせてあげるから」
「重ね重ね、ありがとうな。それじゃあ俺は、小猫の指導のために本を取りに行くから・・・」
「ええ。小猫の事、お願いね」
「了解した。何とか期待に沿えるように、努めよう」
士郎はその言葉と共に、リアスの部屋から退室した。
それを見送ったリアスは自分に気合を入れる。
「ヨシ、私も頑張りましょう!」
こうして目覚め起とは、比べ物にならない位元気になったリアス。
少なくとも、時折悩まされている妙な夢を忘れる位には。
こうしてリアス達は、レーティングゲームに向けての特訓をそれぞれが始めるのだった。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ