暁 〜小説投稿サイト〜
リリカルビィト〜才牙と魔法が交わる物語〜“改稿版”
三十九話、ある夏休みの一日
[1/3]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
「お泊まり? 空海の祖父の神社に?」

夏休みが始まり、なのはの泳ぎの特訓の翌日、龍也は宿題を終わらせて、のんびりしていたらややから電話が掛かってきた

『うん、良かったら行かない? どうせ暇なんでしょ?』

「いや、仕事が入ったら暇じゃなくなるんだが……何時からだ?」

『一応三日後からの四日間だよ? 近くに海があるし、結衣ちゃんもつれてきて良いよ?』

「ふむ、結衣」

「な〜に〜?」

絵本を読んでいた結衣に聞く龍也

聞くと即答で行きたいとの事

因みにアリシアはその日からバベルの訓練に行くのでいけない……

龍也は了承し、結衣をアリシアに任せて泊まりに行く為のものを買いに行くのだった……

●○●○

「え〜と、必要なものは此れで全部だな」

メモを見ながら確認する龍也

[このあとどうしますか、ロード]

「そうだな、折角だか"キィッ!! キャアア!!? バタン!! ブロロ……"……なんかデジャヴを感じる……」

龍也の目の前(道路の向かい)で女の子が車に連れ込まれた

[アリサさんの次はすずかさんですか……]

「……追跡は?」

[問題ありません、認識阻害も展開しております]

「流石だな、なら行くとしようか」

龍也は買ったものをウィルに収納し、屋根づたいに移動しながら車を追った

●○●○

ポチャン.....ポチャン.....

まるでどこかのドラマや映画で見る牢獄から聞こえる水滴が落ちる音が響く

その音に、何故か眠っていたすずかが眠りから覚醒し、目を静かに空ける

「(...っ...う〜ん、何で私眠ってたの? えーっと....あれ、体が動かない....それに手首と足首がなんか痛いし...それに口に何か入って....).... んぅぅっ!!?」

すぐに直前の記憶を思い出そうとするも、体に何か違和感を感じ、覚ました目で自分の状態を確認する事ですずかは理解した

体を動かそうにも手首と足首は縄で縛られ、さらに椅子から動かないよう拘束具で固定されて動けず、口の中には何かの詰め物が入ってガムテープで塞がれているため声も出せない
どうにかこの状況を脱しようと無駄だとわかりながら手足を動かそうとするが.....

「.....目を覚ましたようだな」

「んぅっ!?」

暗闇の中、突如声がかかる。 この暗い中、声の主がどこにいるのか確認しようとするすずかだったが、突如暗闇だった景色が明るくなる...... 突然明るくなった事で眩しく感じて一度開けていた目を閉じてしまう

そこには.....

自分の前に立つ男とその後ろにいる立ってたり座ってたりしてすずかを見ている数十人の人々

そして全員に共通しているのは、全
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ