第五十一話
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の半分を持っていかれるし、作り出すのにも相当に消費する。
ただまあ、消費が激しいが、それなりに強力な術である事は確かだ。
「いくよっ!」
そう言うと俺の分身がキルア目掛けて距離を詰めてその拳を突き出す。
「食らうかよ!」
そう言ったキルアは俺の分身の攻撃をその両手で反らし反撃しようとして思いとどまって分身から距離を取った。
そして、
「やめ、降参」
そう言ったキルアは戦闘態勢を解き、堅も解除した。
「えー?止めちゃうの?」
ゴンがキルアに抗議の声を掛ける。
「だってあの分身、雷で出来ているんだぜ?防御した時ですら接触した俺に微弱ながら電気ショックを与えていたし、あれを破壊しようとした瞬間その内包されたエネルギーが俺を襲うのが落ちだよ」
「そうなの?」
今度は俺に確かめてくるゴン。
「まあね」
雷遁影分身の制御を解除するとその場で発光して四散した。
さて、組み手も終了。ゴンには自分の弱点を自身で明確にさせることはできたし、後はどう自分で昇華させるかだろう。
しかし、拳を交えてみて解る。二人は本当に天才だと。
この短時間で二人がどれほどの成長をした事か。
「今日はありがとう、アオさん」
「まあ、アンタの技は参考にはなったかな」
ゴンと、一応キルアからも感謝の言葉を貰い訓練は終了、その後数日修行に付き合った後ゴン達とは別れた。
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