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リリカルビィト〜才牙と魔法が交わる物語〜“改稿版”
三十八話、プール
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龍也は嬉しそうに学校へ向かっていた
理由は今日から体育で水泳をやるからである。今まで学校に行ったことがないので、プールが楽しみになっているのである
「あ、そういやアリシア」
「何?」
「アリシアって泳げるのか?」
龍也の言葉に固まるアリシア
「お、泳げるよ!! 多分……」
「……泳ぎ方、教えるから心配するな……」
そう言いながら学校へ向かう二人。朝はいつもの様にはやて達に絡まれ授業がどんどん進んでいきとうとうプールの時間……
今はみんなでしっかりと準備体操をしている
「よーしそろそろ良いでしょうね〜、怪我とかしないように遊んでくださいね〜」
先生のその言葉でみんなは一斉にプールに飛び込んだ。因みにも飛び込んだ
余程楽しみだったのだろう
そのまましばらくのんびりと浮いていると……
「龍也、ちょっと来なさい」
アリサに呼ばれた
「? どうした?」
そう言いながらアリサのもとに向かう龍也
序でにアリサ以外にもなのは、フェイト、はやて、すずか、アリシアがいる
「えっと......あの......その....」
「なのはちゃん頑張って」
「あんたなら言えるわよ」
「龍也なら笑わないから大丈夫だよ」
「せやで、なのはちゃん、言ったれ」
「素直に吐いちゃえ、楽になるよ♪」
アリサ達が応援している
てかアリシア、それは違うと思います……
「うん頑張る。実は............泳ぎを教えて欲しいの」
なのはの口から出た言葉に目を見開く龍也……
まぁ、予想外でもあり想定内の言葉ではあるが……
「良いけど......」
「本当に!やったの!」
なのはが目をキラキラさせながら思いっきり接近してきた。そんななのはを離しつつ
「じゃあさっそく始めるね」
「よろしくお願いします!」
『なのはが泳げる様になろう特訓』がこうして始まった
●○●○
「さて、まずは水に顔を付けて見てください」
「それぐらい余裕なの」
目を閉じて水に顔を浸かるか浸からないかぐらいの所で止まった
「ぷは、出来たの」
その様子を見ていたアリサとすずか、フェイト、はやてそしてアリシアはかわいそうな子を見るような目で見ていた
「え?みんなどうしたの?」
なのはは自分に向けられた視線が不思議のようである……
「なのは」
「なに?」
龍也はなのはの肩に手を置き一言
「頑張るぞ」
「う、うん」
なのはが泳げるようにするのは前途多難のようである……
●○●○
〜30分後〜
「ぷは、やった出来たの!」
あれから顔に水を
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