PT事件
第二話「互いの理解ともう一人魔導師」
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こす」という重大な欠陥が存在していた。
コア・ドライビアを組み込んだ事でロイミュードは重加速を発生させる能力を得てしまったクリム博士はその危険性を重々承知していながらも友人の為にその動力システムを譲渡し、後に開発するドライブのシステムにも組み込み、重加速を相殺する為のシステムを構築していた。
その後、突如反逆の意思に目覚めた001〜003の3体が博士とクリム博士を殺害し、配下のロイミュード達を大勢生み出して、重加速を用いた人類に対する大規模なテロ「グローバルフリーズ」を実行する。
しかし、プロトドライブドライバーに意識をダウンロードしていたクリム博士は強化ロイミュードとしてプロトゼロを開発し、彼が運用する「プロトドライブ」とシフトカーによる戦力を整え、グローバルフリーズを失敗に終わらせている。
しかし、当時のプロトドライブは完全にロイミュードのコアを破壊する程の性能がなかった為、グローバルフリーズそのものは失敗に終わったが、撃破された個体はコアのみだったものの生き残り、十二分な大打撃を与えられた彼らはその存在を「仮面ライダー」と呼称して畏怖している。
その為に現在はその反省点からかつてのような早急な一斉蜂起ではなく、幹部以外の下級ロイミュードの一部が実体化して暗躍し、ある程度進化したロイミュードの人員を集めてから再び人類への反逆を目論んでいる人間社会で目立つ悪事を働けば、幹部の執行によって「データに還元される」というルールがある。
それぞれ3桁の数字で割り振られた序列を胸部に付け、仲間内で名前を持たない下級で進化していない個体は「029」などとその数字で呼称され、進化した個体は、ファーストネームで呼ばれている。
本体はその数字を象ったエネルギー体の為、その肉体は「バイラルコア」と呼ばれる黒色のシフトカーのようなアイテムを核に構成されている。
攻撃を受ける事で肉体が消滅しても数字型の本体が無事ならば、新たなバイラルコアを与えられる事で何度も復活できるが、より強力な攻撃の場合はその精神体も完全に消滅するらしい。
奴らな独白によれば、「その最終目的は『機械』とは別物の新たな『種』としてこの世界に樹立する事」らしい。
その進化の過程として各々が人間の「欲望」や「欲求」の学習を生業とし、普段は目を付けた人間の姿に偽装している。
人間に擬態する際は特殊な表皮に覆われ、人間の皮膚の質感は勿論、脈の鼓動なども完璧に偽装でき、擬態された本人の記憶までも完璧にコピーしている。
その為に外見から「人間に擬態したロイミュード」という事を見破るのは至難の業となる。
プロトドライブはロイミュードの幹部にやられたらしく。
クリム博士はデータを死ぬ間際に駆けつけた俺の親に渡しアメリカのハーレー・ヘンドリクソン博士に届けて『
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