第5話:ブラックゾーン
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、もう一人のペガ○サ星人が辛うじて立っている程度だった。
「…、はぁ、はあ、もう大丈夫ですよ、アンヌさん。」
ペガ○サ星人がアンヌを縛っていた鎖を解き、アンヌを元の世界に返した。
「ありがとう!」
アンヌがペガ○サ星人に礼を言いながら駆け寄ったが、
「アンヌさん、やはり、地球は怖い、僕はこれから旅に出る。…さよなら。」
ペガ○サ星人は再び闇の中に消えて行った。
(ペガ○サ星人…、やはり、地球に恨みがあるのね…。)
先程のガスで溶かされた隊員スーツから露出していた乳首や下の毛を隠しながら、アンヌはその場に泣き崩れた。
その頃、地球を背にしながら、一機の宇宙船が遠くの宇宙目指して飛び去っていた。
中に居たのはペガ○サ星人だった。
「ごめんなさいアンヌさん…。」
ペガ○サ星人は今回の顛末を回顧していた。
「反地球、反ウルトラマチュア連合に雇われ、彼等に映像を渡す役目を帯びたのは僕だった。宇宙都市ペガ○サを破壊された恨みは消えなかったが、アンヌさんの優しさも変わってなかったから、アンヌさんのいる地球を襲う気になれなかった。そんな時に、連合のアジトに、まさか他の悪いペガ○サ星人が潜んでいて、僕になりすましてアンヌさん達にあんな酷いことをするなんて!」
実は…、反地球、反ウルトラマチュア連合から特命を帯びていたのは、あの優しいペガ○サ星人だった!
その時!
『この裏切り者めがあ!』
「ぎゃあああ!」
宇宙船のスピーカーから怒鳴り声が鳴り響いた瞬間!宇宙船が木っ端微塵となり、ペガ○サ星人は死んでしまった。
「…えっ?」
地球にいたアンヌも、虫の知らせを感じたが、それがまさかペガ○サ星人が殺された事だとはわからなかった。
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