第5話:ブラックゾーン
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「先輩…、ペガ○サ星人って、何だかとても可哀想な宇宙人ですね。」
「ええ…、本当に優しい宇宙人なんだけど…。」
2人を残した部屋に静寂が訪れた。
翌日、何故か奇妙な出来事が地球防衛隊内部で立て続けに発生した。
大便をもよおしたある女子隊員は、女子便所の個室で用を足していた時に何者かに盗撮され、女子シャワー室でシャワーを浴びていた別の女子隊員も、何者かに盗撮されていたようだった。
被害を受けた女子隊員達は皆一様に、
『目の前に黒い影が現れ、中からピカッと光ったと同時にカシャッと言う音がした。』
と訴えていた。
当初は誰かが盗撮したと思われていたが、肝心の盗撮に使用されたカメラ等が発見されず、何も証拠が出て来なかった。
流石の地球防衛隊も組織をあげて盗撮犯を捕まえようと、基地内を検索したが、何の手がかりも見つからなかった。
「女として、絶対に許さない!」
アンヌも犯人逮捕に躍起になっていた。
そんなアンヌも一人、女子便所の個室に入った際に、何やらどす黒い空間を目の前に見た!
「ま、まさか…、ペガ○サ星人…。」
と思った瞬間!
『シュウウウウ!』
中から白い煙が吐き出され、煙を吸い込んだアンヌが気を失って倒れてしまった。
「…、う…、ん…。」
アンヌが目を覚ますと、黒い空間の中で手足をX字状に開かされて固定されているのに気付いた。
「…な、何?」
そればかりか、中は白い煙で充満され、それが隊員スーツを溶かしている事にも気付いた。
「気がついたかい?アンヌさん。」
アンヌが目の前を見ると、そこにはあのペガ○サ星人が立っていた。
「何の冗談?外して!」
アンヌの両手首を縛っていた鎖を解くよう指示したが、ペガ○サ星人はほくそ笑みながら、
「これからお宝ヌードを見るんだ!宇宙に帰る前に記念にしとかないとな!」
ペガ○サ星人はアンヌの訴えに耳を貸さず、アンヌの溶けていく隊員スーツや下着を見ながら薄ら笑いを浮かべていた。
「じゃあ、アンヌさんの記念撮影会と行きますか!」
ペガ○サ星人が大きな一眼レフカメラを取り出したその時!
「待てーぃっ!」
ペガ○サ星人の前にもう一人のペガ○サ星人が現れた!
「え、ペガ○サ星人が2人も!?」
突然の出来事に混乱するアンヌだった。
「邪魔するな!」
「恥ずかしい事するな!」
「かつて宇宙都市ペガ○サを破壊した地球人への恨みを晴らす!」
2人のペガ○サ星人は、お互いの目から光線を同時に放った!
「きゃーっ!」
2人のペガ○サ星人の間で光線が激しく交わり、大きな光の玉となり、爆発した!
2人のペガ○サ星人のうち、カメラを手にした方は息が絶え
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