第五十話
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side ???
アントキバの街の小さな宿舎。
その一室で寝息をBGMに密会をしている物達がいた。
『それでは、第三回どうやったら念法を習得できるのか会議を始めます。わーぱちぱち』
『『『………』』』
『もう、ノリが悪いですよ。ソル、レイジングハート、バルディッシュ』
部屋の隅で電気も付けずに密会していたのは何を隠そう彼女達デバイス達だ。
『ルナ、ふざけちゃだめ。レイジングハート達は真剣なんだよ』
『分ってます。分ってますよぅ。ただ、ほんの少し雰囲気を和ませようとしただけじゃないですか』
三体の冷ややかな視線?(眼は多分無いけど)が突き刺さりルナはそう言葉を濁した。
さて三回目になるこの会談だが、どういった経緯で設けられたかと言えば、それはやはりこの世界が魔力素が薄くバリアジャケットの使用を控えていて(とは言えそれほど消費は激しくないので一日もすれば消費分は賄えるが)、これでは役立たずだと真剣に思い悩んでしまったレイジングハートとバルディッシュ。
さらに悪い事にモンスターハンターの攻略でなのはとフェイトは防具を作らざるを得なかった事が彼女達のアイデンティティを大きく揺さぶった。
確かに地球は魔力素が適性値で存在しており、地球にいる限りバリアジャケットの展開が出来なくなると言う事態は殆ど無 いと言って良い。
しかし今回のようなケースが又起こらないとは限らないし、その時に主人の力となることが出来ないのは凄く辛いとソルとルナに懇願する形で泣きついたのが切欠だ。
『それで、レイジングハートにバルディッシュ。貴方たちは主人のオーラを感じる事が出来たのだから、後はどういった能力にするかと言う事だけね』
ルナが点滅しながらそう言った。
初めはオーラの科学的アプローチの仕方をソル達に尋ねたレイジングハート達だったが、まずそこから間違っているという話から始まったのが第一回目だった。
生命から溢れる不可視の神秘のエネルギー。
だからルナがレイジングハート達に言った言葉は『感じろっ!』と言う言葉だけ。
非科学的な!とか、自分たちは機械だ!とか反論されたが、正直まずは自分の主人のオーラを感じ取れなければ話にならない。
非科学的だが、魂の宿らない私達に出来る事なのかとレイジングハートに問われた。
強い思い入れのある道具に念が宿る事はそう珍しくない。特に念能力者の愛用物ならば尚更だと、少し(大分か?)誇張して言い切ったルナ。
ルナ自身も何もただの出任せで言ったわけではない。
ルナは感じていた。
レイジングハートとバルディッシュ。その二機にそれぞれなのはとフェイトのオーラがその手を離れてもまとわり付いている事に。
まあ、ダメでもともとと、深
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