第五十話
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イザーさん所のクエストだろう。
しかし、あのクエストには人数合わせでまかなえるクエストでは無いはずだ。
人数制限15人の大型クエスト。
念ありでのスポーツで、15試合中8勝が条件だが、優勢で7試合が終わると最後はレイザーさん直々の8対8のドッジボール。
勝った方が8勝入るからそれまでいくら勝っていてもひっくり返されてしまう。
そこを分っているのか?
しかし、彼らが『一坪の海岸線』を取ってしまい『複製』等で限度化枚数まで増やされると俺達の入手が困難になる。
このクエストはかなり意地が悪いクエストだ。
参加人数は15名に対して入手できるカードは一枚であり、スペルカードで増やしても最大で3枚だ。
この場合個人での入手は困難であり、できれば1グループで取るのが望ましい。まあ妥協しても3グループか。
俺への勧誘が数合わせなのはすでに攻略のための人数はそろえたからか。
3グループでの共同戦線での数合わせだとしたら交渉の余地も無いか…
まあそれでも一応この話に乗ってみるべきか?
もしかしたら交渉の余地が有るかもしれないしね。
「本当に危険は無いんですね?」
「ああ、約束するよ」
俺はソラ達に念話で事情を説明して、3人の男達に付いて行った。
途中何人か俺と同じように勧誘を行い、恐らく主戦力と思われる人たちと合流する事には既に夜になっていた。
俺たちを連れてきた人以外にツナギ服の人が二人、子供が三人と…ピエロ?っぽい人が一人。
俺たち数合わせを抜けば9人か。
目の前の集団で一番関わりたくないのはあのピエロだ。
あれとは関わらない方が良いと、すでに磨耗した過去の記憶が警鐘している。
見ただけでは相手の正確な強さは測れはしないが…そうだな、う〜ん、上の上。母さんと同じくらいか?
それと一番小さな女の子。
…この子は見た目通りではなさそうだ。
歩く身のこなしが武道の達人の雰囲気を無理に濁しているような感じが感じられる。
まあ、気のせいかもしれないけどね。
そして銀髪と黒髪の男の子二人。
この子達はまあ、中の下くらい?
ただ、伸びしろはかなり大きそうだから将来化けるタイプだろう。
何だろう…黒髪の男の子と関わると理不尽な事に巻き込まれそうな気がするのは。
後、銀髪の男の子。あからさまに此方に「まあ、使えなくてもしょうがないし、こんなもんだろ」的な侮蔑しているような感じの視線を送ってくるのは止めてくれないか。
他のメンバーはまあ、中の上位かな。
この集団のリーダー格はツナギを着た髭の中年男だろうか。
簡単にこれからの説明を俺たちにする。
指定カードを取るために協力して
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