暁 〜小説投稿サイト〜
エターナルトラベラー
第五十話
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く考えずに言った言葉でもあったが、二回目の会合時には本当にオーラを感じ取っていたから驚きだ。

『どう言った能力と言われれば、ルナ達のような甲冑展開能力が欲しいです。魔力素の少ない所でもマスターの身を守れるような堅固な鎧が』

『私もそう思います』

レイジングハートの答え、さらにそれに同意するバルディッシュ。

『それで、どのようにしてそのような能力を身に着けたのかの話が聞きたいのです』

『そうですね、あの時は確か…』

そう言って切り出したルナの話を聞きながら、夜は更けていく。

side out


朝、窓辺から見える気に小さな小鳥が止まり、朝が来たとさえずる声が聞こえて俺は目を覚ました。

ベッドから降りて伸びをする。

外は快晴で気持ちのいい目覚めだ。

辺りを見渡すとどうやら俺が最後のようだ。

「あ、お兄ちゃん、おはよう」
「アオ、やっと起きたんだ」
「おはよう、アオ」

「おはよう、皆」

俺も挨拶を返す。

「…で?何やってるの?」

見ればなのはとフェイトがすでに防具を装備している。

そう言えば造った防具、このゲームではまだ必要だろうとそのまま持ってきていたっけ。

しかし、今日一日は休養日にしようと昨日話したからわざわざ防具を着込むのは少しおかしい。

何かあったのかと思い、尋ねてみた。

「あ、そうそう。レイジングハートったら凄いんだよ」

うん?何が凄いんだ?

「見てて」

そう言ったなのはの服装は行き成り防具から普段着へと変わった。

「うん?」

瞬間収納?いや、そうは見えなかった。

「いくよ、レイジングハート」

『スタンバイレディ・セットアップ』

なのはの体が一瞬光に包まれたかと思うと、いつものリオハート装備に着替えられていた。

これはバリアジャケットか?いや、そうじゃない。

これは…

「レイジングハートが頑張ってくれたの。わたしのオーラで編んであるんだよ」

なんだってー!

どうやら昨日の夜、ソル達と一緒に画策したらしい。

ソル達の実体験と、努力と根性でモンスターハンターで作った防具を取り込んで、念能力をモノにしたんだって。

…レイジングハートとバルディッシュって普通のインテリジェントデバイスだよね?

ソルとルナみたいにバグが造ったわけじゃないよね!?

努力は分るけど、根性って何!?

いやもうその辺はスルーしよう…

なんだかんだで不可思議な事を体験してきたからね。

今更理不尽な事の一つや二つどうって事ないよ…

まあ、そんな訳でレイジングハートとバルディッシュに新しい能力が備わったのだった。


朝食を食べ終えると、今
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