67
[8]前話 [2]次話
消え去りし
忘れ去られし
草の原
在りし日の影
思い返らじ
久々に通る道に、不自然に草の生えた一角がある。以前には建物があったはずだが、どうにも思い出せずに通り過ぎてしまう…。
きっと…彼の片隅にある私の記憶も、同じように忘れ去られてしまうのだろう…。
あの草原を見るたび、きっと切なくなるに違いない…。その風景こそ、私の未来なのだろうから…。
関われず
時の去りゆく
虚しさを
君に伝える
こともなかりき
遠く離れた彼にとっては、もはや私は無用の長物…。この先、関わることなどないのかも知れない…。
こんな虚しい毎日…私のそんな気持ちを、彼に伝えることもないのだ…。
私の時間とは…なんなのだろう…?
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ