見知らぬ(知ってる)、無性ヒゲ
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予告通り加持さんが登場します。
ネタバレするな?でも無性ヒゲって言ったら加持さんか、碇司令(若)しかいませんよ?
葛城さんが碇司令を連れてくる訳ないじゃないですか。
あ、でも加持さんって大学時代は髭剃ってたんでしたっけ?
まぁいいや。
見
知
ら
ぬ、無性ヒゲ
MC兵器事件の数週間後、私がインフルエンザに掛かって一週間学校を休んだ次の日。
「赤木先輩お久しぶりです」
「インフルエンザもう大丈夫なの?」
「ええ、すっかり…あの葛城先輩は?」
「それがね、貴女が休んだ次の日から学校を休んでるのよ」
「…インフルエンザ私が移したのかも」
「その可能性はないわ。ミサトは毎年ワクチン打ってるから」
意外ですね。葛城さんはそういうの受けないと思っていました。
ウイルスとか簡単に追い払いそうな人だし。
「意外ですね。葛城先輩が予防接種するなんて」
「彼女にも色々と事情があるのよ」
そういうことか。葛城さんは南極調査隊ただ一人の生き残り。早々逝かれてしまえば色々と不味いんでしょう(日本政府とか国連の方達が)
葛城さんも陽気な人に見えるけど大きな爆弾抱え込んでいるんですね。
[ピコーン]
「ん?」
学校から支給された端末にメールが入る。
チャットしあう人なんて先輩や葛城さんぐらいだ。
『ミサトが学校に来たから講座が終わったら私研究室に来て』
「了解ですっと」カタカタ
「こら!伊吹、講座中のチャットは禁止だぞ」
くっ、あの教授に(前話で煙玉をぶつけた)確実に目を付けられた。他にもチャットしてる人は何人もいるのに。
講座が終わったらすぐに逃げよう。
「体育係の教授にしては遅いのね」
あの後講座が終わったのと同時に教室を飛び出してきた。
途中までは追いかけて来たけどすぐに撒くことができた。
大学の教授ってあんまり運動とかしてなさそうですもんね。
「ふーやっと着いた」
遠回りしたせいで少し時間が掛かった。
軽くノックする。
「入っていいわよ」
「失礼します」
研究室の中には呆れた顔の先輩とニコニコした葛城さんそして長身の男性が…
え!?加持さん!?
「あら、マヤいらっしゃい」
「あ、あの…」
加持さんの方を見て動揺するように見せる。もちろん演技ですよ。
「ん?俺は加持リョウジ、葛城の恋人だ。よろしくな伊吹マヤちゃん」
「は、はい。でもどうして私の名前を?」
「知ってるもなにもここじゃ有名さ。16で飛び級したってね」
そんなに知れ渡っているんですか?飛び級って今の日本だとそこまで珍しいことじゃ無いんですけど。
セカンド・インパクト前にも『真希波』さんとか有名だったし。
因みに私は現
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