零日目 俺が能力に目覚めたあの日@
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「うーん。はい、お願いします」
飛鳥は一瞬考えるとうんと頷く。俺はその言葉に内心、ドキドキと心臓を爆発させながら 先を歩き出した。すぐに横を飛鳥が歩き出す。
(すげぇ〜、いい匂いがする)
「如月さん。今日はもう帰るんですか?」
「えっ。まぁ、二綺が帰っていいって行ったらな」
「そうですか……」
俺はチラッと横を歩く飛鳥を見るいつも通りに表現だったが、それでも俺は期待してしまうのだ。内心では彼女も俺のことが好きでだからこんな事を聞くんじゃないのか?と。
(そんなこと、あり得ないか……)
??
「飛鳥。寄りたいところがあるんだけどいいか?」
「いいですよ、何処ですか?」
「えっと、ここなんだけど」
俺は空き教室に飛鳥を招き入れると俺は飛鳥の目をしっかり見つめ、告白する。
「俺っ。ずっと前からお前のことが好きだったんだっ、だから俺と付き合ってください。お願いします」
頭を下げ、手を差し出すが一向に相手が動く気配がない。心配になり、顔を上げると飛鳥は顔を変な顔にしていた。まるで嬉しいけど嬉しくない。真逆な感情がその大きな瞳でグルグル回っている。
「そのっ。今じゃなくていいから」
彼女の手を握ろうとした時、彼女が俺の手を叩いた。びっくりする俺とハッとする飛鳥。
「わっ、私に触らないでください」
「ごめん、いきなりでびっくりさせちゃったな。でも、あんな本気で叩かなくてもいいと思うぜ?」
俺は変な雰囲気になったこの空気を変えようと廊下に出ようとした。でも、彼女とすれ違ったその時。聞こえてしまったのだ、聞いてはいけない言葉を。
「……………」
後ろを振り向く俺と丁度顔を上げた飛鳥の目があった。彼女の瞳は俺も何も映してなかった、ただそこにあるのはただの無関心。それが何故か許せなくて、ムカついて。気づいたら、俺は彼女を押し倒していた。
??
「痛いです。如月さん」
「………」
「如月さ……んっ」
俺は彼女が逃げないように両手を押さえつける。そのまま、その小さな桜色の唇に自分のそれを近づけるが、拒否するように首を横に向ける飛鳥。でも、今の俺にはその桜色の唇しか目に入っておらず。いくら、飛鳥が抵抗しようが気にしない。やっと捕まえた唇に短くキスして、次は長くキスする。
「んんっ、んっん。嫌っ、やめてくださ……んっ。如月さんっ」
「……なんで、逃げるんだよ。飛鳥……」
俺はキスの最中でも俺の唇から逃げようとする飛鳥に苛立ち始める。暴れる飛鳥の両手を外したネクタイで縛り付ける。縛った両手を右手で押さえつけると左手で俺のキスから逃げようとする飛鳥を正面に向けさせる。そのまま、唇を飛鳥に近づけ 長くキスをした。目を閉じる飛
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