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リリカルビィト〜才牙と魔法が交わる物語〜“改稿版”
三十七話、特騎士の任務……と言う名の手伝い
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休日、龍也は聖王教会に訪れていた……
「……任務って此れかよ?」
「当たり前でしょ? 最近の聖王教会の仕事は管理局と合同だし、たっくんレベルの騎士は最近は出る機会無いもんね〜」
「……だからってさ、おかしいと思うんだ……」
視線の先には鎧の様なパワードスーツの様なロボットの様な物がある
「束さんの夢……"宇宙開発を目的としたパワードスーツ"を作ることの手伝いだなんて」
〜束視点〜
そう、"宇宙開発を目的としたパワードスーツの開発"……私の夢だったもの……"あの人"に出会ってからは少し変わっちゃったけど……
「う〜ん、少し違うかな? たっくん、今の私の夢はね、"宇宙を初めとした未開発の地をより安全に開発、調査する事を可能にするパワードスーツの開発"、たっくん達だけじゃない、ゆうくんの任務をより安全にするためのものだよ……といっても、一先ずの目標は此れの完成だけど……」
そう、特騎士の任務は常に危険が伴う……
バリアジャケットを展開するデバイスが無ければ危険だし、何より魔力を切らしたら目も当てられない……
だから……考えた、魔力だけでなく他のエネルギーも併用させれば……
もし魔力を切らしてもそのエネルギーを使って本拠地に戻る事が出来るのでは?
例えば……私が開発を目指しているパワードスーツ"インフィニット・ストラトス"……通称"IS "なら……?
「まぁ、天撃を併用するって方法と同じだもん、私にも出来るよ♪天才だもん♪」
「……それ以前に、開発出来るようにしないとね」
……それは言わないでほしいな?
〜束視点終わり〜
●○●○
「さて、何処まで行ったんだ? 開発は?」
龍也がそう言いながら束が使っているパソコンの設計図(許可はもらっています)を見る
「うん、駆動部はほぼ完成……一番の問題は"飛行ユニット"と"エネルギーフィールド"と"絶対防御"の3つだよ、今回手伝ってもらいたいのは"飛行ユニット"の作成だよ」
「……ま、また危なそうなもの残すな。まさか試作品も……」
「うん♪ 出来てるよ♪ 早速テストしてもらうね♪……死ぬかもしれないけど」
「へ? ゴメン、最後なんて言った? すごい不安になるんだけど」
テストに不安になりながらも龍也はテスト場に束と共に向かうのだった……
●○●○
「では、此れより試作飛行ユニットのテストを行います。もし発火してしまった場合は龍也が呼び出した水の式神、"水流童子"に消して貰います」
「……了解です」
そう言いながらも物凄い不安な顔をしている飛行ユニットを装着している龍也
その傍らには青色のお面をつけた水を服のようにして纏っている童子がいる
「あ、
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