86章 ギリシャ哲学から、2000年が過ぎたけど
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題で、しばらく、盛りあがった。
「まあ、なんというか、言葉って、その使い方が、非常に大切なんだよね。
いい加減な言葉の使い方を知っていれば、自然と、信頼関係も薄れていくんですよ。
薄っれるどころか、こわれてしまうんですよ、人間関係が。
それって、会社のような組織では致命的です。社員のやる気もモラルっていうか、
道徳や倫理も低下して、会社はつぶれる方向へ悪循環になるでしょうね。
おれって、以前は、そんなことには、無神経だったんだけど、しんちゃんや、
しんちゃんの会社の森川社長とかから、勉強させてもらったんですよ。あっはっは」
豪快にわらって、そう語るのは、エターナルの副社長の竜太郎だった。
「竜さん、おれのほうこそ、竜さんからは、いろいろと、勉強させてもらってますよ。あっはっは」
信也も、いつものように、爽やかにわらった。
「言葉を大切にする人って、わたし、大好きっだし、尊敬しちゃいます!うっふふ!」
信也の隣の詩織が、そういって、わらった。
「よく、基本に戻れとか、会社の社訓にもあるけれど、あの基本って、まずは、
言葉に対する信頼とか、、真実の言葉を使うとか、ウソや濁りのない言葉を使うことから、
始めないとダメじゃないいかと、おれなんかは思うんですよ」
そういって、生ビールを楽しむ信也だった。
「そのとおりですよ。しんちゃん。だから、最近のおれは、
言葉に対して、いい加減な社員たちに、よく注意するんですよ。
まあ、私的な感情を入れないで、思いやりをこめて、優しく、注意するんですけどね。
公の場所で、言葉を使用するときは、できるだけ無私でなければ、
言葉は、いい加減になりますし、正しく使えないですからね。あっはは」
竜太郎がそういって、わらった。
「そういう、竜さんって、ステキだと思います。うふふ。
なんて言ったらいいのかしら?人の命や、人の価値が、軽くなっているような現代ですよね。
それと同じようにして、言葉も本来持っている価値や命が、軽くなっているような気がするんだけど」
そういって、微笑むのは、竜太郎の恋人の、野中奈緒美だった。
奈緒美は、1993年3月3日生まれの22歳、身長は165センチ、
竜太郎たちの芸能プロダクションのクリエーションに所属している。
美少女で、茶の間の人気も上昇中であった。
「そのとおりですよ、奈緒美さん。おれたち、人間って生きものは、原始の時代に、
火や言葉を、発見して、道具として活用してきて、今のような文明を築いたのでしょうけど、
言葉を粗末にしていれば、火と同じで、大変に危険なわけで、
身を滅ぼすことになるんだと思います。
ロックバンド、SEKAINO OWARI(せかいの
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