第四十九話
[6/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
にもまだ性質変化は教えてないから私達が適任かもね」
「わかった」
「がんばる」
念に剣術、それと魔法と多くのことを修行してきているが、影分身を使っても多すぎて何かを削らなければならない。
その中で後回しにしてきたのが性質変化の修行だ。
だからなのはが使える忍術は分身の術や影分身の術といった、性質変化を伴わない術が総てだ。
なのはとスイッチして祖龍の死角に回りこむ。
ソルを待機状態に戻すと、ソラと祖龍を挟み込む位置に移動して印を組む。
「「火遁・豪龍火の術」」
ふぅっと吐き出された吐息に乗るように俺の口から龍を象った炎の塊が祖龍目掛けて撃ちだされる。
ドゴンっ
GYAOOOOOOO
一発では終わらずにそのまま連射。
ドゴンっドゴンっドゴンっ
「すごい…」
その光景を眺めていたフェイトがそうもらした。
「なのは!フェイト!大きいの行くから直ぐに離れて」
「「!?はいっ」」
「ソラっ!」
「分ってる!」
なのはとフェイトが距離を置くのを確認して俺は印を組む。
今まで以上のチャクラを次の攻撃に練りこむ。
「「火遁・豪火滅却」」
対面から同威力で放たれた壁の如き炎は辺りの酸素を枯渇させる勢いで燃え上がりながら祖龍を炎の渦に閉じ込めた。
「なんて威力…」
何処か畏怖したようなフェイトの声が聞こえる。
「流石にこれは倒した?」
「なのは、まだだっ!」
GYUOOOOOOOOOO
甲高い泣き声が聞こえたと思うと頭上に不穏な空気を感じる。
「落雷だ!皆、直ぐにバリアを張るんだっ!」
『ラウンドシールド』
俺の体を球形に包み込むようにバリアを展開する。
シールド防御に少々魔力を使ってしまうが仕方がないだろう。
俺の声を聞いてなのは達もそれぞれ魔法でシールドを展開した。
バシッバシッと言う音と共に空から雷が降ってくる。
「天候を操った!?」
驚きの声を上げるなのは。
バルカンは隕石を降らせただろうに。
十数秒空間を稲妻が覆った。
とは言え、威力で言えば、以前海鳴の海上で轟いたプレシアの空間跳躍魔法の方が上だが。
雷が止み、粉塵が晴れると、所々火傷のあとが見え、満身創痍の祖龍が現れる。
どうやら硬化も解けたらしい。
「皆、あと少しだよ」
「「うん」」「はい」
先ずなのはとフェイトが駆ける。
狙うのはその両翼。
「えいっ!」
「はっ!」
二人の攻撃がそれぞれ翼膜を切り裂く。
GYAOOOOOO
祖龍は翼膜が切り裂かれた事に驚き身を捻ってよろけた。
先ほどはその翼も硬化して弾かれてし
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ