進撃のマカロフ
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す。
「俺の名はアズマ。悪魔の心臓、煉獄の七眷属の一人」
「グリモアハート!?」
「闇ギルドよ」
アズマという男の言葉に、ウェンディたちは驚く。
「さっきの信号弾は、敵の襲撃を知らせるものか」
「フム。今さら遅いと言っておこうか・・・」
そう言ったアズマは、木から上半身を乗り出す。
「一体・・・何がどうなっているんだ!?」
リリーはあまりの出来事に、状況を把握できずにそう叫ぶ。
「妖精の尻尾の聖地に侵入すれば、キナくさい話の一つや二つ、出ると思ったんだが」
「・・・」
リリーはそう言ったメストの背中を、静かに見つめている。
「黒魔導士ゼレフに悪魔の心臓、こんなでけぇヤマにありつけるとぁついてるぜ」
(ゼレフ?)
「あんた一体・・・!?」
ウェンディはメストの言ったゼレフという言葉に疑問を持ち、シャルルはメストに質問する。
「まだ気づかねぇのか?俺は評議院の人間だ。妖精の尻尾を潰せるネタを掴むために潜入していたのさ」
メストは笑みを浮かべながらそう答える。
「評議院!?」
「そんな・・・」
シャルルとウェンディは、メストの言葉に驚きを隠せない。
「ふっ、やはりそうか」
しかし、アズマは事前にカミューニから聞いていたため、特に驚いた様子もなくそう言う。
「だがそれもここまでだ。あの所在地不明の悪魔の心臓が、この島にやって来るとな。ふははははは!!これを潰せば、出世の道も夢じゃない。
万が一に備え、評議院強行検束部隊の本隊・・・戦闘艦をすぐそこに配備しておいて正解だった。
一斉検挙だ!悪魔の心臓を握りつぶやる!」
メストは自信満々にそう言った。だが、
「戦闘艦?あれのことかね?」
ドゴォーン
「な!!」
「え?」
「な・・・何をしたの!?」
突然アズマの背後で、評議院の戦闘艦が爆発してしまった。
「船が!!」
「バカな・・・」
メストやウェンディたちは、戦闘艦が爆発してしまったことに動揺する。
「フム」
アズマは自らの体を木から分離させ、人間の姿で地面へと降り立った。
「では改めて・・・そろそろ仕事を始めてもいいかね?役人さん」
「「「・・・」」」
「全員、下がってろ」
リリーはウェンディたちの前に立ち、アズマに向き合った。
その頃、ウェンディたちの方へと向かっていたシリルとセシリーは・・・シリルside
ドゴォーン
「ん?」
「何?今
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