マブラヴ
1009話
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合わない為か通信機の類を使っているようだが。
ともあれ、格納庫を1つ潰した――比喩的な意味――が、元々がフェイズ5のハイヴであったアンバール基地だ。当然格納庫が1つな訳ではなく、他に幾つも存在している。
その全てをテロリストが占拠しているとは思えないが、それでも大部分の格納庫が占拠されているのは間違いないだろう。
出来ればアンバール基地の兵士達が何ヶ所かで抵抗していればいいんだけどな。
格納庫というだけに、ガン・ルゥやリニアガン・タンクが存在しているんだから、最初の襲撃をどうにか出来れば十分に対応は可能な筈だ。
となると……さて、どうやって鎮圧するかだな。
まずやるべきはこっちの手数を……戦力を増やす事か。
……いや、この件を俺だけでどうにかする必要もないな。手数を増やすのなら、それはこの世界の軍隊にやって貰おう。戦力の移動くらいは手伝ってもいいが。
そう判断すると、通信機を取り出してホワイトスターへと繋げる。
「ホワイトスター、こちらアクセルだ。聞こえているか?」
『あら、アクセル。元気そうね。まぁ、アクセルの事だから今更BETAにどうこうされるとは思ってなかったけど』
映像モニタに映し出されるなりそう告げたのは、エザリア。
まるで俺が通信を送るのを待っていたかのようなタイミングだった。……いや、実際に待っていたんだろうな。
既にエザリアとの付き合いもそれなりに長い。俺がアンバール基地に迫るBETAを相手に対処する事は予想済みだったとしても、おかしくはない。
「ああ。アンバール基地に向かっていたBETAの処理は完了した。それで、テロリスト共に占拠されたアンバール基地の方だが、どうせならこのマブラヴ世界の戦力に鎮圧して貰おうと思ってな」
そもそも、あれだけ広いアンバール基地だ。俺が1人で……あるいはアンバール基地で捕まっている軍人達を解放して占拠するのにも時間が掛かるし、何よりも面倒臭いというのもある。せめて敵がもっと一ヶ所に纏まっていれば話は別なのだが、どこにどれだけ存在しているのか分からないしな。
スライムを使って偵察して一々選別していくのも微妙に面倒だし。
そんな思いで紡がれた俺の言葉に、エザリアは小さく驚きを露わにする。
『あら、アクセルが自分からそんな事を言い出すなんて珍しいわね。明日はBETAの着陸ユニットでも振ってくるのかしら』
「おい、それは洒落になってないぞ。いやまぁ、着陸ユニットが降ってくるのなら、シャドウミラーとしてはありがたいんだが」
アメリカがG元素を最初に入手したのも、この着陸ユニットからだしな。
……ただまぁ、アトリエがある訳でもない状態だ。G元素にはあまり期待出来ないだろう。
ああ、けど着陸ユニットをそのまま持ち帰って、ホワイ
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