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機動戦士ガンダムSEED編
第13話
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んです」

 どうやらあっちの話は一段落したようだ。ハルバートンはオレ達のいる場所へとやってきて、まずは学生組に話しかけ始めた。

「君達のご家族の消息は確認してきたぞ。皆さんご無事だ」

 それを聞いて学生組の面々は全員安堵の表情を浮かべた。やはりヘリオポリスを脱出してから家族がどうなったかはよほど気になっていたのだろう。今の学生組の雰囲気はとても明るいものへと変わっていた。

「とんでもない状況の中、よく頑張ってくれたな。私からも礼を言う」

 ハルバートンは今までヘリオポリスの動乱の中人手不足となったこの艦を支えてくれた学生組に感謝の言葉を述べると、今度はこちらへと向き直りオレへと話しかけてきた。

「君だね? 傭兵の悠凪・グライフ君は。君という存在が乗船してくれたお陰で、このアークエンジェルは無事に我が第八艦隊へと合流することができた。第八艦隊の代表として礼を言う、ありがとう。」
「いえ。依頼を受けた以上、最大限それを遂行しようとやってきただけです。お礼を言われるような事じゃありませんよ」
「ははは、なかなか謙虚なようだな君は。だが、君のしてきた事はそれだけの評価に値するものだ。礼をいうのは当然の事だ」

 ふむ、なかなか好人物のようだな。原作でも数々の連合軍人の中で数少ないまともな人物だという印象を受けたが、こちらでもその印象で良さそうだな。

「ところで、報告によると君はコーディネイターではなくナチュラルだそうだが、そこまでの操縦技術どうやって身につけたのか気になるところだな」

 そう言ってくるハルバートンの目はオレという存在を見定めようとしているように見えた。気を抜けばこちらの秘密などすぐに見透かされてしまうと、オレはその目を見た瞬間思ってしまった。
 すぐさま気を引き締め直し、ハルバートンの問いに答える。

「今のご時世MAではとてもじゃないがやっていけないですから、それこそ死に物狂いで訓練した結果ですよ。何も特別な事はないです」

 実際嘘はついていない。ハロの訓練は苛酷なんて言葉では片付かないような内容で文字通り、死に物狂いで掛からなければついていけなかった。まあ、その訓練があったからこそ今のオレがあるんだがな。

「閣下、そろそろお時間が」

 そんな時、ハルバートンの後ろにいた副官が話に割り込んでくる。どうやら話を聞く限り次の予定が差し迫っているようだ。

「…時間がないのでこれで失礼させてもらう。できる事なら後で君達ともゆっくり話をしたいものだな」

 そう言ってハルバートンは副官を含め、マリュー、ナタル、ムウと共にその場を後にした。多分この後、マリュー達が今までの顛末を報告するのだろう。
 それにしてもハルバートンか。あの時の目、あれは優秀な能力を持ち、尚且つ様
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