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【ONEPIECE】捨てられた人魚は恋をする【七武海×海賊】
国王軍と反乱軍、勝つのは?
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リオ『好きなもの?』
『何でもいい、だがお前が一番好きなものを言え』
リオ『何でも……って、何企んでるの?』
『いいから、早く言え』
リオ『………剣、だけど』
眉間に皺を寄せて言うと
ジジイがフッと笑う
『お前が気に入りそうな場所へ案内してやる』
リオ『え?』
その瞬間、一気に視界が変わると
「キィィーンッッ」
剣と剣がぶつかり合う音が聞こえて来た
リオ『は……ははは、ああ、こういうことね』
クソマリモ野郎と敵の幹部が戦っている所へ私は連れて来られたみたいで
二人が戦ってる場所から少し離れた、
観戦場所としては結構最適な場所にいた
リオ『何?こんなモノ見させてどうする気?』
『麦わらの一味に少しでも興味を持って欲しいな、と思ってな』
リオ『弱いヤツは嫌いなんだけど』
『そう言わず、だ。
次に会った時は今よりもずっと強くなっているだろうからな、
ロロノアゾロの戦い方をよーく見ていろ』
リオ『……』
なんか思い切り吹っ飛ばされたけど、
瓦礫の下敷きになって死んだ………なんてことはないよね?
水牢であんたを殺すのは私なんだけど。
リオ『おぉ』
剣士が瓦礫の中から血まみれになって出て来たかと思うと、
片手で何十キロあるかは分からない瓦礫を持ち上げると幹部に投げつけた
…が、敵の幹部は見事に真四角に瓦礫を一瞬で斬った
瓦礫や砂煙を利用して剣士が前に出ると
敵の幹部が後ろに下がりながら剣士の剣を受け止めた
リオ『!!』
私でさえも絶対に痛いと思う攻撃の嵐をまともに食らった剣士のシャツは
赤い血で染まり、
さすがは殺し屋と思うほど幹部は容赦なく動けない剣士の上へ
瓦礫の山を落とした
リオ『……』
『どうだ?なかなか頼もしいヤツだろう』
私も、幹部の男でさえも剣士は死んだと思ったのに
何故か剣士は身体全部を使って大きく呼吸をしていた
リオ『…あれは…』
一本の刀を手に取った剣士が、
さっきまでは敵の幹部の身体にかすり傷一つ付けることなんかできなかったのに
一本の刀だけで、
敵の幹部を斬りつけた
リオ『なんだ、やれば出来るじゃん……死にそうだけど』
敵の幹部が頭から地面に倒れると、
この勝負は剣士が勝ったんだと思うと自然と微笑んでいた
『…お前のその笑み、久しぶりに見たな』
リオ『え?
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