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異世界系暗殺者
義体の時間(2016/03/30 一部加筆修正)
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希子の交際を至極健全なもんだ!!」
「んなことどうでもいいのよ。それより覗きなんてして、ただで済むと思わないことね!」
「だから態とじゃないって――ギャー!渚、陽斗!廊下にいるんだろ!?助けてくれ!!」
「渚!前原!入ってきたら、あんた達もタダじゃ済まないわよ!!」


この後、俺は気絶するまで下着姿の女子一同にフルボッコにされた。一部の変態男子からすれば天国なのかもしれないが、まともな人間にとっては地獄でしかない。そして―――


「本当にすみませんでした」


着替えを終えた女子一同と教室に入って来た男子一同の前で土下座している現在に至る。


「女子全員の下着姿を堂々と覗くとは……。羨まs――実にけしからん!」
「岡島は黙ってろよ。っていうか、イッキがこんなミス犯すなんて珍しいな。遅刻したのも初めてだし、本当に何があったんだ?」


岡島とは違って真面目代表の悠馬がそう尋ねてきた。で、俺はその疑問に対して嘘偽りなく真実のみを語った。


「―――成程ね。徹夜で思考回路が麻痺していた上、前から作っていたものが完成したこともあって、変なテンションになっていたと」
「ああ。何て言うか………、本当に申し訳ない」
「で、何を作ったんだ?」
「教室入口前の壁に立て掛けてる」
「ん?この布に巻かれたのか?大きさは大体女子の平均身長くらいだな」
「A・T技術を駆使して作り上げた律の義体だ」
「「「「「「「「「「………は?」」」」」」」」」」
「それってもしかして、汎用玉璽(レガリア)内蔵型多駆動A・T義体・ファントム!?完成したの!!?」
「おう。開発開始から約1ヵ月半、玉璽(レガリア)作るより時間が掛かっちまった」
「あー、御二人さん。話が盛り上がりそうになってる所悪いけど、俺達にも分かる様に説明してくんない」


俺が完成させたものを理解した不破と話が盛り上がろうとした瞬間、陽斗が割って入って来た。


「取り敢えず、その多駆動A・T何たらってのについて説明してくれ」
「えっと、分かり易く言うとA・Tの技術を流用して作った義肢をベースに開発した遠隔操作型のロボットって言えばいいのかな?」
「いや、もうA・T技術を元に作られたロボットって言えばいいんじゃね?」


今の俺は正座したままの状態ということもあって、立った状態から質問されている姿は周りから見てもかなりシュールだと思う。


「ロボット?あの布の中身がか?」
「おう!律が皆と同じ様に行動できる様、義体――ロボを律の為に作ってたんだよ。基本的にはモバイル律の応用による遠隔操作型なんだが、ハッキング対策として義体内の電子頭脳にA.I.をインストール可能とした優れものでもある。
ってか、そろそろ正座から解放して貰って
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