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ソードアート・オンライン もう一人の主人公の物語
■■SAO編 主人公:マルバ■■
ありふれた冒険譚◆初めての絶望、そして希望
第十話 第二十五層ボス――The Twin Giant――
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効果でもあるかと思って期待してたんだけどな。」
「特殊効果ならついてるわよ。武器防御スキルにボーナスっていうやつ。でもそんなに珍しい効果でもないわよ。これホントに特殊ドロップなの?」

リズはそう言いながらウィンドウを可視モードにするとマルバに見せた。マルバがそれを覗きこむ。

「あれ、この武器防御スキルボーナスってのの下の灰色の空欄、なに?」
「え、嘘、そんなのあった?」

慌てて覗きこむリズ、押し出されるマルバ。

「ホントだ……まだ隠された特殊効果があるってことかな。あたしの鑑定スキルじゃまだなんなのか分からないけどね」
「ふうん。じゃあ使ってるうちに新しい特殊効果が出てくるかも、ってこと?」
「ううん、これは特定回数強化するか、そうじゃなければ特定のソードスキルが習得可能になると表示されるやつよ。」
「ふむふむ……それじゃあ、黒武の強化に必要な素材は?」

リズがウィンドウを操作する。ふと見ると、ユキが退屈そうにマルバの足元を一周した。抱き上げるマルバ。

「必要なのは、フェザードラグの羽根とジャイアントアントの脚。最低二つづつで成功率65%ね。」
「95%まで上げるにはどれくらい必要?」
「15づつ。ちょっと大変よ。」
「まあボス戦も終わったし気楽に探すよ。何層のモンスターだったか覚えてる?」
「確か十六層だったと思うわよ。わりとポップしやすいモンスターだから丸一日がんばれば集まるでしょ。」
「了解。それじゃその古い方の籠手はインゴットに戻してくれない?」
「任せといて。」

リズからインゴットと修復されたチャクラムを受け取ると、マルバは十六層に向かうべく転移門に脚を向けた。
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