暁 〜小説投稿サイト〜
エターナルトラベラー
第四十八話
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けどね。

「おお。大天使の息吹は?」

スペルカード40種類集める事で手に入れられる、どんな怪我も一度だけ治してくれる指定カードだ。

「…残念だけど、引換券だった」

引換券。

つまり、すでに3枚、カード化されていて、誰かの使用待ちと言う事か。

「まあ、それは仕方ないよ。他のスペルカードは?」

堅牢(プリズン)は二枚目以降は擬態(トランスフォーム)で増やしたのも含めて全て使ったわ。だから私のバインダーの指定カードのページは全て守られている。…私のバインダーでよかったの?アオので良かったんじゃない?」

堅牢(プリズン)さえ使ってしまえばカードをスペルカードで強奪される心配は無い。

「俺はまた外に出る事もあるかもしれないし、ソラが適任」

「そう、わかったわ」

神眼(ゴッドアイ)は?」

「私が優先的に使ったけど、ダブった分はなのはとフェイトが使ったわ。残りは無し。後、『堕落(コンプラクション)』のカードを使ってダブっていたBランクカードをDランクカードNO84『聖騎士の首飾り』に変換して置いたから」

とは言え、ランクDの指定カードはそれだけだけどね。

宝籤(ロトリー)は?」

「当たったはじから使ったよ。何枚当たったかもう分らないけど…Aランクカードが10枚、Bランクカードが21枚。後はなんか良く分らないアイテムカードだった」

俺の問いになのはが答えてくれた。

「それも直ぐに売ってお金に変えて買い続けたからね。今は何も残ってないよ」

続けたのはフェイト。

まあ、指定カードとスペルカード以外は基本的に必要ないから(食料等をのぞく)その判断で間違いない。

「なるほど。そう言えば『奇運アレキサンドライト』は?」

「まだ取ってない。と言うか、私じゃまだイベントを起こしていないしね」

ソラは今までずっとリオに付きっ切りだったしね。

「そっか。じゃあ、『聖騎士の首飾り』の首飾り貸して、後で俺が取ってくるよ」

「分った。『再生(リサイクル)』は取ってあるから大丈夫だよ」

『聖騎士の首飾り』はランクD。『再生(リサイクル)』が使えるのはランクC以下のカードだから、カード化しても元に戻せるなら使っても大丈夫だ。

「『漂流(ドリフト)』もすでに50回使用してドントルマに行って来たよ。…なんか私達がプレイした時よりもヴァージョンアップされてるみたいだったけれどね」

なにそれ、怖い。

ただでさえあのクエストの難易度は高いのに…

さて、それを踏まえて今後の行動指針を立てよう。

攻撃スペル等は全部売り払って良いだろう。

必要なのは移動形のスペルや、複製系のカードだ。

防御系は『聖水(ホーリーウォーター)
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